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【SameKmについて】


1.SameKmとは

  1台のPCでキーボードとマウスを操作すると、TCP/IPでLAN接続されている他のPCのキーボードとマウスが、画面上で同期して動きます。

  2台のPC間では一方通行だけでなく、双方向にキーボードとマウスを同期さすことも可能です。

  あくまで同じ文字を打ったり、同じようにマウスを動かしたりするだけなので、インストールされているWindowsやアプリケーション、解像度等が違うPC間で動作させても、違うアプリケーションが起動するなどの、違う操作になることがあります。

 注1)【Ctrl】+【Alt】+【Delete】等、他のPCで同じ操作ができないものがあります。

 注2)バージョン2.2からキーボードのみ、マウスのみの同期が可能になりました。


2.動作環境

  OS:WindowsXP、Vista、7

  ネットワーク環境:TCP/IPプロトコルでネットワーク接続されていること

  (使用するキーボード・マウスはUSBで接続されていても使用できます)

 注)2台以上のPC間で通信を行う関係上、お使いのファイアウォールプログラムの設定によっては正しく動作しないことがあります。
   
  通常はファイアウォールプログラムが、SameKmのTCP/IPの使用に対して許可を求めてくるので、許可をすれば使用できるようになりますが、ソースネクストの「ウイルスセキュリティ」(試したのはZEROです)の場合は、許可をしても使用できません。「ウイルスセキュリティ」のタスクトレイアイコンで右クリックメニューを表示させ、「すべての機能を無効」を選んで無効にしないと使用できませんでした。設定で個別にSameKmにどう許可を与えてもダメで、右クリックメニューから「ウイルスセキュリティを終了」を選んで、終了させてもダメでした。(このことから、右クリックメニューで終了させても、少なくとも1本以上のウイルスセキュリティのプログラムが動作していることがわかります)
   
   なお、SameKmは複数のTCP及びUDPのポートを使用しています。


3.インストール

  ローカルPC(操作するキーボードとマウスが接続されているPC)とリモートPC(ローカルPCのキーボードとマウスで操作されるPC)では、違うプログラムをインストールします。
 
  まず、ローカルPCの任意のフォルダにsamekm.zipを解凍すると、そのフォルダの下に新しくSameKmフォルダができますので、その中のSameKm.exeを実行してください。(SameKmフォルダ内のファイルは、この説明ファイルを含めて全て残して、削除はしないでください。元のsamekm.zipは削除しても構いません)

  リモートPC側の場合は、SameKmフォルダの中にあるSameKmR.exeとSK.wavを任意のフォルダにコピーして、それを実行してください。

 ※ 解凍されたファイルの中に「SameKm_Manu.pdf」がありますので、参考にしてください。


4.アンインストール

  ローカルPCでは、SameKmフォルダを、フォルダごと削除してください。
  
  リモートPCでは、コピーしたSameKmR.exeとSK.wav、それに自動的に作成されているSameKmR.iniを削除してください。


5.プログラムの起動と終了

  起動させると、タスクトレイ上に常駐するプログラムです。

  終了するには、タスクトレイ上のSameKm(リモートPCはSameKmR)アイコンの上で、マウスを右クリックして、メニューの中の「SameKmの終了」(リモートPCの場合は「SameKmRの終了」)をクリックします。

  プログラムの動作を継続させる場合は、メニューの中の「キャンセル」をクリックするか、メニュー以外の場所をクリックしてメニューを閉じます。


6.使用方法

  ローカルPC(操作するキーボードとマウスが接続されているPC)とリモートPC(ローカルPCのキーボードで操作されるPC)で、それぞれSameKM.exeとSameKmR.exeを実行します。

  次にローカルPC側で設定を行います。タスクトレイ上のSameKmアイコンを右クリックしてメニューを表示させ、「設 定」を選択して設定画面を出します。(初期設定ではタスクトレイのSameKmアイコンを左クリックしても、設定画面が出ます)

 そしてリモートPCのPC名を入力します。「設定変更」ボタンを押して設定画面を終了します。

  【F12】キー(変更が可能)を押すと、登録したリモートPC上でSameKmRが起動しているかどうかのチェックが行われた後、ローカルPCとリモートPCが接続され、ローカルPCのキーボードとマウスを操作すると、リモートPCで同じ動きをします。(接続中はそれぞれのPCのタスクトレイアイコンが変化します)

  リモートPCの操作を終了する場合は、再度【F12】キーを押します。

 ※ ローカルPCとリモートPCの双方向で、キーボードとマウスに同じ動きをさせるには、1台のPCでローカルPC用とリモートPC用の両方のプログラムを動作させます。両方のプログラムが動作している2台のPC同士で、双方向に同期を取ることが可能になります。(リモートPCを操作できるローカルPCは1台のみです)
 
 注1)Vistaの初期設定ではUAC(ユーザーアカウント制御)が有効ですが、そのUACが有効の場合は、ローカルPC・リモートPCとも、SameKm(リモートPCの場合はSameKmR)を管理者として実行させてください。

   ローカルPCを普通に起動させた場合(管理者として実行させなかった場合で、通常ユーザーとして起動させた場合)、管理者として実行しているアプリケーション上にキー入力のフォーカスがあるとき、ホットキーが効きませんし、標準ユーザーとして起動しているアプリケーション上にフォーカスを移し、ホットキーを押してリモートPCと接続しても、管理者として実行しているアプリケーション上では、マウスのクリックも、キーボードの入力もリモートPC上では動作しません。

   またリモートPCを標準ユーザーとして起動させた場合は、管理者として実行しているアプリケーション上で、ローカルPC側の操作が効きません。

   その他にもUACが有効のときには、管理者として実行させるときに、UACプロンプト(その許可を求めるダイアログ)が表示されますが、そのUACプロンプト上ではローカルPC側の操作が効きません。
  
 注2)通信上のセキュリティを強化するために、ローカルPCとリモートPCで同じパスワードを設定することができます。それには直接、それぞれのINIファイルをメモ帳等で修正することが必要です。ローカルPC用、リモートPC用のINIファイルは、それぞれSameKm.ini、SameKmR.iniでそれぞれのプログラムと同じフォルダにあります。INIファイル中の「PassWord=」にローカルPCとリモートPCで、同じ文字を設定します。お互いのパスワードが同じでなければ、操作することができません。

   また使用するポート番号を変更することもできます。INIファイル中のデフォルト設定は「PortNo=45551」ですが、これを変更することができます。変更はローカルPC、リモートPCとも同じ番号にする必要があります。(「45551」か「45552」がリモートPCで、他のプログラムからすでに使用されている場合も、変更する必要があります。すでに使用中の場合はエラーメッセージが表示されます)


7.著作権、禁止事項

  本プログラムはフリーソフトウェアです。

  著作権は、作者である「愛とゆり(ハンドル名)」が保持します。

 このプログラムの使用による、いかなる損害に対しても、作者は責任を負いません。


  作者に無断で以下の事をしないでください。

 1) オリジナル以外の形で他の人に配布する。

 2) 配布することによってお金を得る。

  (雑誌等の付録に収録したい場合は、Eメール(aitoyuri@pc.email.ne.jp)で連絡くださればOKです)

 3) その他、著作権法にふれる行為。


8.バージョンアップについて

  ホームページ(http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/)上からダウンロードしてください。

  バージョンアップの方法は、samekm.zipを解凍して、全てのファイルをSameKmフォルダに上書きコピーして下さい。設定ファイルが上書きされることはありません。

  リモートPCの場合は、解凍したSameKmR.exeを上書きコピーして下さい。

  バージョンアップの内容は、ホームページにある更新履歴をご覧ください。


9.不具合、希望等のお願い

  不具合、希望等ございましたら、aitoyuri@pc.email.ne.jp 宛にメールをお願いします。


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