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【ノーロガー について】


1.ノーロガーとは

  入力したキーを自動的にログファイルに記録する、キーロガーと呼ばれるプログラム
  
 の動作を防止します。(設定によりマウス操作の記録も防止することができます)

  また、あらかじめ登録してあるプログラムを強制終了さすことができます。

 登録は設定画面を出し、そのとき動作中のプログラムリストから選択することで登録し

 ます。登録数は最大100です。(設定画面で任意のプログラム名を入力することはで
 
 きませんので、動作中でないプログラムを登録したいときは、直接INIファイルを編
 
 集してください)

  右クリックメニューから「タスクバーのプログラムを終了」をクリックすると、タス
  
 クバー上に表示されているプログラムを一度に終了さすことができます。

 「〃(最小化されたものを除く)」をクリックすると、タスクバー上に表示されている
 
 プログラムのうち、最小化されていないものを一度に終了さすことができます。

 このプログラムを終了さす機能は、ノーロガーが無効の状態でも働きます。

  初期設定として、機能のON・OFFをするホットキーを【Pause】キーに割り

 当てています。(設定により他のキーに変更することができます)

 タスクトレイのプログラムアイコンの背景色が、赤色のときがOFFの状態です。
  
 (設定で、以前のバージョンと同じ、赤色の×のアイコンにすることも可能です)

  起動時と、ノーロガーの機能をOFFの状態からONの状態にしたときに、登録して

 あるプログラムを強制終了します。

  設定により、ノーロガー起動時に機能を無効にすることができます。


 【重要】

  ※1 全てのキーロガーに対して防止できる保証はありません。キーロガーによって

    は防げない場合もあり得ます。(私はまだ遭遇したことはありませんが)

  ※2 通常キーロガーには、キーボードフックを使用するものと、キー入力を常時監

    視しているものとがあります。漢字等、全角文字のログを防止できるのは、「キ

    ーボードフックを禁止する」にチェックを付けているときに、キーボードフック

    を使用するキーロガーに対してのみです。

  ※3 「キーボードフックを禁止する」にチェックを付けているときは、キーボード

    フックを使用しているプログラムは正常に動作しません。(常駐型のキーボード

    ユーティリティの多くがキーボードフックを使用しています)

    ノーロガーは、このキーボードフックを禁止する方法と、他の方法とを併用して、

    キーロガーの動作を防止していますので、このチェックを付けている方がより安

    全です。

  ※4 「日本語入力を禁止する」にチェックを付けていなくても、マイクロソフトの

    ワードでは日本語変換が正常に動作しません。(ワードパッド・エクセル等は正

    常に動作します)

  ※5 「6.使用方法」の7に、ノーロガーの機能ONで入力できなくなったときの

    対処方法が書いてありますので、必ず目を通してください。

  ※6 ノーロガーの機能ON時に、「NoLogger.dllの初期設定に失敗しました<改行>

    再試行を行いますか?」と表示され、再試行ボタンを押しても同じメッセージが

    表示されるときは、お使いのセキュリティソフトの設定で「NoLogger.exe」を例

    外設定等に登録する必要があります。

    例えば「ウイルスバスター クラウド」のときは、メイン画面を表示させて左下部

    の設定アイコンをクリックし、「コンピュータの保護設定」を表示させます。

    「例外設定」を選択し、スキャンや監視の対象から除外するリストに追加します。

    追加するのは「NoLogger.exe」自身です。「NoLogger.exe」のあるフォルダを設

    定してもウイルススキャンの対象から除外されても、監視の対象からの除外には

    なりませんので注意してください。


 【キーロガー VS ノーロガー】

   キーロガーはプログラム的にはキーボードフックを使用するものと使用しないもの
  
  がありますが、見かけ的には、ダイアログやタスクトレイ上にアイコンが表示される
  
  ものと、それらを表示せず、動作しているのが簡単にはわからないものがあります。
  
  しかしその見かけの違いはキーロガーとしての動作には関係なく、ノーロガの動作に
  
  影響を与えるものではありません。動作しているのがわからないキーロガーだがら、
  
  ノーロガーで阻止できないということはありません。
  
   「キーロガー vs. ノーロガー」というサイトに、ベクターからダウンロード可能な

  3種類のキーロガーについてテストして、バックグラウンドで実行される「隠密性を

  持つ」ツールについては、残念ながらノーロガーが起動していてもキー入力が記録さ

  れてしまったとありますが、これは間違っていると言わざるを得ません。

   上記のサイトを知ってから、ベクターからダウンロードできるキーロガー8種に対
 
  して、ノーロガーのテストを行いましたが、記録されるものはありませんでした。

  じゃあ、なぜ上記のような記事になったかは、おそらくノーロガーの設定や、起動順

  に問題があったのではと考えられます。

   ・私の行ったテスト

    Yahoo JAPANのログインIDとパスワードの入力に対して、キーロガーを起動し

    た後でノーロガーを起動して、ログに取られたかどうかを調べました。

    この手順を下記の全てのキーロガーに対して繰り返しました。

   ・ノーロガーの設定(バージョン1.01〜1.03全てでテスト)

    1.03で「日本語入力を禁止する」にチェックを付け、他はチェック無しです。

    また、1.01と1.02では何もチェックを付けない状態で行いました。(1.03の

    「キーボードフックを禁止する」にチェックを付け、「日本語入力を禁止する」

    にチェックを付けない状態と同じ動作です)

   ・テストOS

    WindowsXP Pro SP2

   ・テストキーロガー

    1.きいろがぁ(key) 3.4

    2.キーモニタ(keyl) 2.0

    3.キーのログをとる者(keylog) 0.02

    4.キーロガー(KeyLogger) 1.3.0

    5.Parasite 1.1.1-3

    6.syshsti 1.10α

    7.TapKeyLogお試し版 2

    8.WingKEY 1.01

   ・テスト結果

     1.01、1.02、1.03のノーロガー全てで、上記のキーロガーでログが取れたもの

    はありませんでした。(4のキーロガー(KeyLogger)の場合は、Yahooのログイン

    では元々ログが取られなかったので、メモ帳でのテスト結果です)

     ノーロガーを起動してからキーロガーを起動するテストも行いましたが、上記

    のキーロガーの内ひとつだけログに残るものがありました。起動の順番を守って

    ノーロガを使用してください。
    
  ※ バージョン2.01より、起動の順番を気にしなくてもいいように、ノーロガーの
  
   機能をONにするたびに、DLLを再ロードする仕様に変更しました。


2.動作環境

  OS:Windows7、Vista、XP、2000

  ※ バージョン2.01より、NT4.0を動作不可とし、Vistaに対応しました。

  ※ Windows7等の64ビット版にも対応しています。istaに対応しました。


3.インストール

  デスクトップ(または任意のフォルダ)にnologger.zipをコピーして、解凍します。

 デスクトップ上(またはそのフォルダの下)に新しくNoLoggerフォルダができますので、

 その中のNoLogger.exeを実行してください。
 
 (NoLoggerフォルダ内のファイルは、この説明ファイルを含めて全て残して、削除はし

 ないでください。元のnologger.zipは削除しても構いません)

  PC起動時にノーロガーを自動的に起動させたい場合は、NoLogger.exe
  
 のショートカットを作成して、そのショートカットをスタートアップにコピーしてくだ
 
 さい。(ショートカットの作成は、マイコンピュータやエクスプローラでプログラムを
 
 右クリックして、表示されたメニューから「ショートカットの作成」を選びます)

  解凍したファイルの中に、テスト用のキーロガー(TestLog.exe)があり

 ます。ノーロガーの効果を試すのに使用してください。起動させるには、実行ファイル

 の他にTestLog.dllが必要です。終了させるには、タスクトレイアイコン右

 クリックメニューから行います。


4.アンインストール

  インストール時に作成されたNoLoggerフォルダを、フォルダごと削除してく
  
 ださい。
 
  スタートアップにショートカットをコピーした場合は、そのショートカットも削除し
  
 てください。


5.プログラムの起動と終了

  起動させると、タスクトレイ上に常駐するプログラムです。

 終了するには、タスクトレイ上のノーロガーアイコンの上で、マウスを右クリックして、

 メニューの中の「ノーロガーの終了」をクリックします。

  プログラムの動作を継続させる場合は、メニューの中の「キャンセル」をクリックす

 るか、メニュー以外の場所をクリックしてメニューを閉じます。

  機能のON・OFFをするホットキー等の設定をするには、タスクトレイ上のアイコン
   
 を、マウスで右クリックして、メニューの中の「設 定」をクリックします。
   
 (以前のバージョンでは、タスクトレイ上のアイコンを、マウスで左クリックすることで、
  
 設定画面の表示が可能でしたが、機能のON・OFFの切り替えに変わりました)


6.使用方法

 1.ノーロガーを起動させます。

 2.ノーロガーのタスクトレイアイコンを左クリックするか、【Pause】キー(デフォ
 
  ルト設定です)を押して、ノーロガーの機能をOFFにします。
  
  (タスクトレイアイコンが変化します)

 3.ノーロガーのタスクトレイアイコンを右クリックして、メニューから「設 定」を
 
  選んで、設定画面を表示させます。
 
 4.「日本語入力を禁止する」と「キーボードフックを禁止する」にチェックを付けま
 
  す。(デフォルト設定です)

 5.「起動時ノーロガーを無効にする」にチェックを付けます。
 
 6.「設定変更」ボタンをクリックして、設定を登録して、設定画面を終了させます。

 7.パスワード等、キーロガーに取られては困る文字を入力するときに、ノーロガーの
 
  機能をONにします。具体的には、2と同じ操作です。

  もし文字が入力ができないときは、他のウインドウをいったんアクティブにします。

  そして入力中のウインドウを再びアクティブにすると、入力できるようになります。

  例えば、タスクバーをクリックした後、元のウインドウをクリックしたり、入力中の

  ウインドウを、いったん最小化して、元のサイズに戻します。

  他にも、ノーロガーの機能をいったんOFFにし、再度ONにしても入力できるよう

  になります。

 8.入力し終わったら、ノーロガーの機能をOFFにします。
 
 
 ※ お勧めする使い方は、手順5で設定したように、常時ノーロガーを機能OFF状態
 
  で起動させておき、パスワード等を入力するときに、機能をONにし、入力が終わっ
  
  たら機能をOFFにするという使い方です。
  
  パスワード等を入力するときのみ、ノーロガーを起動させ、入力が終わるとノーロガー
  
  を終了させる場合は、「起動時ノーロガーを無効にする」にチェックを付ける必要は
  
  ありません。
 

 ※ テスト用のキーロガー(TestLog.exe、TestLog.dll)は、低

  レベルキーボードフックを用いた、かなり強力なキーロガーです。「キーボードフッ

  クを禁止する」にチェックを付けていても、フックを禁止することはできません。

  ノーロガーは他の方法で、ログに取られるのを防止しています。

 注1)「日本語入力を禁止する」にチェックを付けているときは、日本語入力モード

   であっても漢字等、全角文字が入力できません。全角文字のログをキーロガーに取

   られたくないときは、このチェックをはずしてください。必要な全角文字を入力し

   終わったら、チェックを付けることをお勧めします。このチェックが付いていない

   と、キーロガーによってはログに取られることがあります。

 注2)ノーロガーの機能がONの状態のまま、キーロガーが起動されてしまうと、
 
   キーロガーによってはログが取られてしまうことがあります。通常はノーロガー
   
   の機能をOFF状態にしておいて、必要なときのみノーロガーの機能をONにし
   
   てください。

 注3)Vista以降の場合、UAC(ユーザーアカウント制御)が有効で、キーロガーが

   管理者権限で実行された場合(通常はあり得ませんが)、ノーロガーも管理者権限

   で実行させる必要があります。その場合、標準ユーザーとして実行されたキーロガー

   の操作も防止することができます。

 注4)バージョン2.03からノーロガーの機能のON・OFFの度に音を鳴らすならさないの

   選択ができるようになりました。ON・OFFで別の音を設定できます。ON・OFF用に2種

   類のWAVファイルを同梱していますので、お試しください。

   なお、ノーロガー起動時には音を鳴らす設定をしていても鳴りません。


7.著作権、禁止事項

   このプログラムはフリーソフトウェアです。

  著作権は、作者である「愛とゆり(ハンドル名)」が保持します。

  このプログラムの使用による、いかなる損害に対しても、作者は責任を負いません。

   作者に無断で以下の事をしないでください。

  1) オリジナル以外の形で他の人に配布する。

  2) 配布することによってお金を得る。

   (雑誌等の付録に収録したい場合は、Eメール(aitoyuri@pc.email.ne.jp)で連絡

  くださればOKです)

  3) その他、著作権法にふれる行為。


8.バージョンアップについて


  ホームページ(http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/)上からダウンロードして

 てください。

  バージョンアップの方法は、nologger.zipを解凍して、その中のファイルを上書き

 コピーしますが、NoLogger.iniはコピーしないでください。設定が消えてしまいます。

  バージョンアップの内容は、ホームページにある更新履歴をご覧ください。


9.不具合、希望等のお願い

   不具合、希望等ございましたら aitoyuri@pc.email.ne.jp 宛にメールをお願いします。


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