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MadDicX -- ウチワーグチ(爆)(爆)(爆)

— 打ちやすい、文字入力用にアレンジされた言葉 —

 

「ウチワーグチ」とは、“打ち言葉”ということを、
“限定的な範囲(ローカル)でのみ使われるもの”
“訛り読み(方言)”という意味を込め、
そのコンセプトがイメージしやすくなるよう、
私が作り出した造語です。(^o^;;;
(※その語源は言うまでもなく「ウチナーグチ」なんですが...^^;;;)

そうなんです。
私がこのHPの冒頭から述べている“打ち言葉”というのは、
まさに日本語入力における日本語の“訛り読み入力”に 他なりません。

日本国内でも、こんなに狭い島国でありながら、
北は北海道のアイヌ語から、南は沖縄のウチナーグチまで、
津軽弁、東北弁、名古屋弁、関西弁、広島弁、福岡弁、鹿児島弁等々、
各県ごと、いや、各地域ごとに 方言があるんですね。

そしてそれらは、時に理解不能なものもありますが、
多くは“訛り”の範疇に含まれるものであり、
同じ日本人なら、聞いていて、なんとなくわかるものが多いです。

そもそも“訛り”とは 何ゆえに生じたのかと言えば、
ひとつには、
それぞれの地域でのアイデンティティーの共有のためであり、
またひとつには、地域特有の気候風土の影響を受けているため
と考えられます。
(寒いとか暑いとか、そこに住む人の気質とか...)

そしてそれらが、あまり外部との交流にさらされなかったところは、
元々のものがそのまま残っていると考えられますし、
東京のように各地からの人が入り乱れて交流している土地では、
何らかの平均的な言葉に作り替えられていったのではないか
と考えられます。

それはともかく、標準語や現代表記というものが、
その必要性から、人為的に作り出されてきたものであるなら、
逆に、いや、さらに進んで、
文字入力用にアレンジされた日本語があってもよいのではないか
と思ったとしても おかしくはないでしょう。

では、なにゆえに そのようなものが必要なのかと言えば、
それは、いうまでもなく、
キーボードでの入力を前提とするからであり、
さらにいえば、それを左右の手(指)で行なうからであります。

とはいえ、その際、ローマ字入力をしている方は、
ほとんど“訛り”の必要性は ありません。

なぜなら、ローマ字入力は、
それ自体が「かなを打つため」の 入力法であり、
それを英字を用いて行なうため、文字の入力のしやすさ=打鍵効率は、
英字の配列に依存することになるからです。

結論からいえば、ローマ字入力において打鍵効率を上げるためには、
キー配列を Dvorak配列か、M式にすれば良いのです。

しかし、ローマ字入力は、
あくまでも「かなを打つため」の 入力法なので、
直接かなを打つ「かな入力」には、
打鍵効率という点でおよびません。

ところが、かな入力では、キーボードの最上段までをも
文字入力のために使う必要が生じてきますし、
さらに、小文字を打つために シフト操作をも 必要とします。
(※ただし JIS配列の場合)

多くの人は、これに伴うキー配列の記憶量の増加と
操作の煩雑さを嫌って、
不本意ながらもローマ字入力を選択しているというのが
実状でしょう。

しかし、やっていれば お気づきの通り、
人は、打鍵の早さよりも 思考の早さのほうが 格段に早いんですね。

これは、いかに打鍵スピードを早くしても、圧倒的にかないません。
また、このことは、かな入力であっても、同じような結果になります。

多くの人は、このようなジレンマに悩みながら、
仕方なくセコセコとキーボードを叩き続けるのです——。

ひるがえって、我々人間は、日本人でも外国人でも、
母国語だけでなく、複数の言語・方言を使い分けることができます。

しかし、文字入力に関しては、その歴史が浅いせいか、
文字入力用の“方言”を使い分けようと思う人は 皆無です。

このことの大きな理由の1つは、当たり前ですが、
そのような環境が整っていないからということにあると思います。

つまり、例えば「ひらう」と打っても「拾う」に変換されない
=辞書に登録されていないということです。
(※最近は関西弁程度なら対応しているIMも多くなりましたが)

仮にもし、逆転の発想で、
キーの打ちやすい組み合わせを“読み”として、
それに単語が割り当てられ、登録されている環境があったとすると、
それを覚えた瞬間から 生産性が格段にUPするであろうことは
誰にでも想像がつくのではないでしょうか。

であるならば、後は その環境を整備すればよいのです。(笑)

……ということで、
壮大な“ウチワーグチ”プロジェクトを立ち上げることになりました。
(^o^;;;

なお、誤解しないでいただきたいのは、
これは、あくまでも
“打ち言葉=文字入力用の言葉”を整備するプロジェクトであって、
某巨大掲示板のような、
一部の人にしかわからない隠語や人を揶揄するような新語を
造り出していこうとするものでは ありません。

もっとも、打ちやすい文字の組み合わせに
どのような単語を割り当てるか、
それを決める際のセンスとして、
似たような発想が用いられないとも限らないのですが…(苦笑)

 

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