北米サボテンその3 エキノケレウス属  
                 Echinocereus Part3
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 エビサボテンpart3。いちばん上のcoccineusは蝦類でも特異な赤花でtriglochidiatusと同一視される場合もあります。ラウィは彼が自分の名をつけただけあって繊細な刺が密生する美しいサボテンですが、案外知られていないようです。径1センチで開花します。waldeisiiもまだあまり普及していませんが、メキシコ産だけあって、銀紐類のなかでは栽培しやすい。花も緑がかった白黄花で不思議な雰囲気です。ブリストリィはとても端正な姿で三光丸型のほかの蝦とは違う雰囲気があります。旧来型の太陽を載せたのは、ラウ紫刺の人気でこうしたアメリカ産の太陽が消えつつあるので。刺色は最初ピンク、のち褐色でとにかく大型(高さ30センチ以上)に育ちます。花つきはラウ型よりも悪い。姫路丸と蛾燈はともに塊根になる蝦で、特に姫路丸はほとんど地中に潜って育つ面白い生態です。蛾燈は丈が伸びやすいので注意が必要。
 蝦サボテンは南米のロビやプシスと同様に、たいへん形態の多様性に富み、どれも花が美しい。まだまだ魅力的な種がたくさんあります。
E. coccineus
SB236 
Jarilla Mts. NM, USA

赤花蝦
E. laui
L780  
El Trigo, Sonora MX

ラウィ
E. waldeisii
RH119  
Tula, Hidalgo, MX

「黄花銀紐」
(塊根性)
E. bristolii
WM9450  
El Novillo, Son, MX

ブリストリィ(皇女蝦)
E. dasyacanthus
SB415  
Brewster co. TX, USA

御旗(二色花)
E. palmeri "odd flower form"
SB184
Buenaventura, Chih, MX

春高楼 (細弁花・不稔)
E. rigidissimus
Cochise co, AZ, USA

太陽(旧来型)
E. pulchellus
Pachuca, Hidalgo, MX

姫路丸
E. chloranthus ssp. corelii
SB743  
Brewster co, TX, USA

白紅司コレリィ
E. primolanatus
SB1037  
Cuatrocienagas, Coahuila, MX

蛾燈
(塊根性)