主な登場人物:
『天使の柩』
天羽茉莉
(あもうまり)
(14歳)
父親 清志
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母親は10年前父とあたしを捨てて国に帰ってしまったハーフの中学3年生。父親と二人暮らしも、父親とは顔を合わせることもなく。学校も不登校気味。
・父親は休日でも外に出ていく。家では鍵を掛け茉莉と顔を合わすこともない。
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井川琢也(タクヤ) |
茉莉と知り合ったのは4ヶ月前。性欲と食欲のことしか頭にない。 |
一本槍歩太(あゆた)母親
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絵描き、別に看板屋さん兼ペンキ屋さんの一人住まい。
・母親は夫が亡くなり再婚。小料理屋をやっている。
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斎藤夏姫(ナツキ) |
歩太の古い友達。歩太と夏姫の仲はくされ縁と。高校の先生をしていた頃の教え子。
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古幡慎一 |
夏姫の8つ年下の恋人。今は美容院で修業中。 |
マサル |
小学4年生。公園で野良猫に怪我をさせたことで茉莉や歩太と関係を持つように。 |
ザボン |
野良猫の名前。負傷後歩太の家で面倒を見て貰うことに。 |
『ヘヴンリー・ブルー』
斎藤夏姫(なつき)
(わたし)
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高校の先生であったが、今はギャラリーの仕事。 |
春妃(はるひ) |
夏姫の姉。大恋愛の末高卒で駆け落ち同然で結婚。相手は突然自殺、立ち直って精神科医に。 |
一本槍歩太(あゆた) |
高校の3年間夏姫と同じクラス。絵描きを目指している。夏姫と付き合っていたが、別れを言い出す。 |
古幡慎一 |
高校の時の教え子、今は大学生(21歳)。夏姫の8つ年下。
訳あって祖父母の元で暮らしていたが、共に亡くなり偶然夏姫と再会する。心に傷を持っている。
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物語の概要:(図書館の紹介記事より)
『天使の柩』
恋人の春妃を失って以来、心に深い痛みを抱えてきた歩太。家にも学校にも居場所がなく、自分を愛せないで育った少女・茉莉。傷ついたふたつの魂が惹かれあう…。「天使の卵」から20年、感動の最終章。
『ヘヴンリー・ブルー』
「天使の卵」では、どんなに熱い想いを歩太に抱いても報われなかった夏姫の恋。思いがけず姉・春妃に向けた恨みの言葉。狂おしい熱情と悔恨…。夏姫のモノローグで綴る、もうひとつの物語。
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