[泣いた雛人形] |
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有村志穂 |
「機場」の3号室に住む。京都の大学4年生、就活中だが採用の知らせなし。歯に着せぬ物言い、お節介に住民からは煙たがられている。 |
大迫寛雄(ひろお)35歳
妻 恭子(きょうこ)
29歳
娘 優奈 6歳
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名古屋で自動車販売会社の営業マンだったが、死亡事故を起こし、京都の「機場」に逃げてきた。PTSDに悩まされている。
・恭子 幼稚園の教諭免許を取得し、名古屋では幼稚園勤務だったが、夫の発作対応で近くのスーパーにパートで働く。
・優奈 志穂に懐いている。
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篠澤茜
母 朱美(あけみ)35歳
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被害者の小学6年生女の子、12歳。
寛雄が運転していたが車が左折したときに引っかけられて死亡。
・両親 大迫寛雄を許していない。
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[でんでん虫] |
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有村志穂 |
大学は卒業するも今だ就活中。 |
倉田利香 37歳 |
中堅処のJDT旅行会社に勤務。優秀なツアコンダクターだったが、中森の要請で経理へ異動。離婚調停中という中森とは不倫の仲。 |
中森丈治(じょうじ)44歳 |
JDTの京都支店長。離婚調停中といいながら1年半、利香と付き合っている。中森は独立して、理想のツアーを画策中。 |
斉藤礼子 |
かって利香の尊敬する先輩。離婚して大分で「ツアーズ銀河」の小さな旅行会社に転職。 |
[ムーンライト・セレナーデ] |
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有村志穂 |
藪内不動産の現社長から就職試験代わりの仕事を請け負う。
「機場を住まいに選んだ理由」をレポートに。
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小坂淳(じゅん)64歳
妻 里子
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自分も惹かれていた上林友美のことを、親友の藪内平太から友美に恋してると打ち明けられ、太刀打ちできない淳は大学を途中で逃げ出し・・。里子と結婚。平太からの一通の手紙を見て、会社を早期に退職し再び機場に戻って来た。
・里子 淳は自分の生きている限り、機場の楓を見守り続けようと説得するが。
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藪内平太(闘病中)
息子 武
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大学時代小坂淳とは親友。平太は淳と絶交状態だったが、30余年前経って淳に一通の手紙を出す。
・武 平太から引き継いだ藪内不動産の現社長。機場を壊してマンションを建てるか検討中。
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上林友美(かみばやし) |
京都宮津市の中学を卒業、実家の借金のため、藪内の本業だった藪内織物で織子として働いていた。 |
矢作駒子(やはぎ)
<旧姓 徳田>
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昔上林友美と同じ織子。当時の友美の様子を知っている。 |
塚本 |
ジャズバーでサックスの演奏者。淳は学生時代、塚本のサックスに魅せられ、習ったことがある。その塚本から友美が淳に会いたがっていると告げられる。 |
久保医師 |
「久保心理クリニック」の医師。志穂が好きになった相手。 |