スーパーボウル2021

第54回SUPERBOWLへの道

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2020/08/25/火
思えば2月のSUPERBOWLのころは世界が平和で幸福だった。コロナウイルスというものが出現したことは一部には報道されていたし、イタリアやスペインに広がりつつあったのだが、アメリカはまだ対岸の火事として感じていなかったのだろう。それから半年が経過した。いまやアメリカは世界の中でも最も被害の大きな国になった。それでも収拾がつかない状態だったニューヨークはほぼパンデミックが収束したようだ。しかし被害は地方に広まっている。とてもFootballどころではない。しかし9月10日の開幕に向けて準備は進められている。当面は無観客試合になるだろう。テレビで観戦できるのだからそれはいいのだが、主力選手に感染が広がらないことを祈っている。

08/26/水
今年の2月のSUPERBOWLはまれに見る熱戦だった。QBマホームズがWRのヒルに通した一本のロングパスで、がらっと局面が変わった。ボサを始めととする49ナーズのディフェンスラインが、マホームズの体に手をかけても、ふりほどいてロングパスを投げてしまう超人的なパフォーマンスだった。だがこの試合の本当の貢献者は、チーフスのディフェンスだったと思う。4クォーターに入ってまだ10点差で負けている状況で、マホームズのパスがインターセプトされた。これは勝利に直結するターンオーバーだと誰もが思ったのだが、それ以後の49ナーズの攻撃をチーフスのディフェンスがことごとく防いだ。試合終盤のために練られた攻撃的なディフェンスが、相手QBのガロポロを完璧に封殺した。そこからはチーフスの連続得点で最後は差がついてしまったのだが、これはディフェンスの勝利だと言っていいだろう。さて、そのチーフスの主要メンバーはほとんどが残留となった。だからチーフスがSUPERBOWLを2連覇するかといえば、それほど簡単ではない。何しろ去年のシーズンMVPはレイブンズのQBラマ―・ジャクソンだったのだ。レイブンズはプレーオフのタイタンズ戦で攻撃を封じられて負けてしまったのだが、これはRBのイングラムの負傷によるもので、イングラムが元気ならあそこまで攻撃が封殺されることはなかっただろう。従ってAカンファの本命はレイブンズで、チーフスは2番手だと思われる。それよりも今シーズンの注目はNカンファだろう。常勝軍団のペイトリオッツのQBブレイディーがNカンファのバッカニアーズに移籍したのだ。しかも引退していたタイトエンドのグロンコウスキーが復活した。バッカニアーズとセインツの対決が見られる。SUPERBOWLで惜敗した49ナーズはわずかな戦力ダウンがあって、今年はまたシーホークスと接戦になると思われるのだが、今期からプレーオフ出場チームが1つ増えるので、地区の2位でもプレーオフに残れる。ブレイディーだけでなく、今年は有力なQBがかなり移籍したので、QBの地勢図ががらっと変わった感じがする。有力な新人も入ったのだが、ベテランQBの移籍の方が影響は大きいだろう。そういうことを考えながら、毎日少しずつ、地区優勝の候補チームについて考えていきたい。

08/27/木
Aカンファ東地区
昨シーズンはペイトリオッツが12勝4敗でダントツの地区優勝だった。それでもQBブレイディーの衰えは顕著だった。何よりもタイトエンドのグロンコウスキーの引退が痛かった。そのブレイディーがバッカニアーズに移籍しグロンコウスキーも復活。ということで、いまのペイトリオッツは飛車角落ちで闘うことになる。2位はQBアレンが長足の進歩を遂げたバッファロービルズでプレーオフにも出場した。しかしアレンの伸び代はここまでという気がする。むしろ昨シーズンは病気で不調だったQBダーノルドを擁するニューヨークジェッツに可能性を感じる。ビリのドルフィンズはドラフトでQBトゥアを指名できた。バローに続く2番人気のQBだ。だがここにはベテランのフィッツパトリックもいるし、2年前のドラフト一巡のローゼンもいる。今年はコロナのためにプレシーズンのオープン戦がないので新人のトゥアには苦しいところだ。とにかくQBが変わったくらいで急にチームが強くなるものでもないので、ドルフィンズはやっぱりビリだろう。ブレイディーの去ったペイトリオッツは、昨年怪我でいいところがなかったニュートンを入れた。脚で稼ぐモバイルQBだが、ガッツがある。しかしブレイディーのプレイスタイルとは真逆のQBだから、すぐにはチームになじまないだろう。ここは3強が鎬を削ることになる。最後はヘッドコーチの差でペイトリオッツが優勝をさらう気がする。ブレイディーがいなくなっただけで他のメンバーは残っている。ニュートンの怪我が治っていれば、晩年のブレイディーくらいのパスは投げられるだろうし、それに走力が加わるので、やはり優勝候補だ。2位は去年の実績からいえばビルズだが、ダーノルドの伸び代に期待してジェッツが2位と予想したい。ということで、
1……ペイトリオッツ
2……ジェッツ
3……ビルズ
4……ドルフィンズ
それにしても新人トゥアが超人的に活躍すれば、一気に上位に浮上することも考えられる。ニュートンとトゥア。この2人の活躍に、ダーノルドの復活。どうもぼくはアレンとというQBをあまり信頼していないようだ。

08/28/金
Aカンファ北地区。
昨シーズンはレイブンズの圧勝だった。序盤2勝2敗でスタートしてからあとは12連勝で、QBのラマ―・ジャクソンがMVP。Aカンファの第1シードとなってトーナメントの初戦が不戦勝となったのだが、この1週間の休みで調子が狂ったようだ。RBのイングラムの怪我もあったのだが、ラマ―・ジャクソン自身の調子がおかしくなっていて、9勝7敗でぎりぎりでプレーオフに出場したタイタンズに簡単に負けてしまった。この反省をどう活かすかが課題だが、とにかくシーズンはぶっちぎりで地区優勝することはまちがいない。今年はワイルドカードに3チーム出場できるので、2位になることが大事だ。昨年は怪我でロスリスバーガーを欠きながら8勝8敗と五分の成績を残したスティーラーズの地力を評価したい。多くのファンが期待しているブラウンズは、ぼくも応援しているのだが、タレントの名前は揃っているのにうまく機能しないこのチームに、大きな期待はかけられない。去年ダントツでビリだったベンガルズは、そのおかげでドラフトはトップで指名できた。QBのバロー。これはすごい選手らしい。ベテランのQBダルトンは放出され、カウボーイズで控えを務める。バローがどんなにすごくても、他の選手は去年とほぼ同じ。ただ怪我で全休したナンバーワンレシーバーのグリーンが今年は戻ってくる。QBとレシーバーだけで勝てるというものではないだろう。
1……レイブンズ
2……スティーラーズ
3……ブラウンズ
4……ベンガルズ
今年の1月、プレーオフのころに孫5号が滞在していた。レイブンズという名前を聞いて、大鴉だとわかっていた。『ハリーポッター』に「レイブン・クロウ」というのが出てきたらしい。

08/29/土
Aカンファ南地区。
8月も末近くなった。開幕まで2週間を切っている。本当のゲームが実現するのかまだわからないが、選手が感染していなければ無観客で実施されるようだ。こちらはテレビで見るだけだから無観客でもかまわないのだが、応援の声がないとホームゲームのアドバンテージがないので、番狂わせが起こりにくいかもしれない。さて南地区の昨シーズンはテキサンズが優勝したのだが、ワイルドカードでプレーオフに出場したタイタンズがブレイディーのいるペイトリオッツと、ラマ―・ジャクソンのレイブンズを撃破して、チャンピオンシップにまで駒を進めた。4年前のドラフト2位QBマリオタに見切りをつけて、ベテランのタネヒルに運命を託したのが大成功だった。そのマリオタは首を切られ、今年はタネヒルを開幕から起用する。テキサンズはプレーオフでチーフス相手に、第1クォーターで24点リードしながら、第2クォーターで28点とられるという、無残な逆転負けを演じた。QBワトソンの限界を見たように思った。しかもWRホプキンスを放出するなど、去年より戦力ダウンしているので期待できない。タイタンズの対抗馬はコルツだろう。何しろチャージャーズのエースQBリバースが移籍してきたのだ。チャージャーズのオフェンスラインは弱体で、リバースは孤軍奮闘してきたのだが、コルツのラインはしっかりしているので、リバースは復活すると思われる。このチームはラインは最強、WR、RB、タイトエンドにも一流選手が揃っているし、守備ラインにはSUPERBOWLで大活躍したバックナーが49ナーズから移籍した。リバースがこのチームにうまく融け込めるかどうかがポイントだが、ベテランだけにそのあたりはそつなくこなすだろう。コルツは昨シーズンの開幕直前に、怪我から復帰してきたQBラックが引退声明をを出して去っていった。あのペイトン・マニングを追い出した新人QBとして脚光を浴びたプレーヤーだが怪我が多くSUPERBOWLには届かなかった。その夢をラックよりも年長のリバースが叶えることになるのか注目される。昨年のジャガーズは、SUPERBOWLでMVPに輝いたQBニック・フォールズをゲットしたのに開幕2戦目で怪我でリタイアしたのだが、新人QBミンシューの意外な活躍で6勝もあげた。でもドラフトの6巡目くらいの無名の新人だった。多くは期待できない。
1……コルツ
2……タイタンズ
3……テキサンズ
4……ジャガーズ
コルツがリバースの活躍で見違えるようなチームになる。という夢のような事態を期待している。ただしタイタンズはRBが強くラン攻撃だけでも勝負できる。テキサンズはダメだろうな。下手をすると最下位かもしれない。ジャガーズのミンシューというのは新人なのにヒゲを生やした老け顔で、2年目になってさらに意外性を発揮するかもしれない。

08/30/日
Aカンファ西地区。
この地区はSUPERBOWLを制覇したチーフスで決まりだ。サラリーキャップというルールがありながら、QBのマホームズには長期契約、他のメンバーもしっかり確保して去年と同等の戦力で臨む。RBが少し弱いかなと思われていたのだが、プレーオフに入ってからウィリアムズが大活躍した。ただRBは怪我をしやすいポジションなので一人では心許ない。その点が少し心配。一昨年に大躍進したチャージャーズはQBリバースの不振で負け越しに終わった。そのリバースは南地区のコルツに移籍していた。そのあとを新人のハーバートが埋めるのか。とはいえリバースの不振の原因はオフェンスラインの弱さにあったので、その点が改まらなければ新人QBにはきついシーズンとなるだろう。伝統のあるプロンコスは昨シーズンはレイブンズから移籍したフラッコに託したのだがまったくの不振で、後半は新人のロックを起用した。ロックになってからは勝ち越したので、今年はロックで押し切るだろう。そのブロンコスと2位争いをするのはレイダーズだ。ベテランQBカーに、タイタンズをクビになったマリオタが挑む。マリオタは肩がいいし自分でも走れるバランスのいいQBだ。怪我さえなければクオリティーの高い選手だが、カーを押しのけて先発になるだけの期待値があるかというと、微妙なところ。ぼくの感じではロックよりも上だとは思うのだが。
1……チーフス
2……ブロンコス
3……レイダーズ
4……チャージャーズ
チーフスはダントツ。レイダーズは先発QBがカーのままだと最下位もある。早めにマリオタに切り替えてそのマリオタが怪我をする前のパフォーマンスに戻っていれば2位もあるし、プレーオフへの期待も高まってくる。

08/31/月
ぼくの予想では地区優勝は東がペイトリオッツ、北がレイブンズ、南がコルツ、西がチーフスということになる。今シーズンからプレーオフの初戦が不戦勝となるシードチームは勝率1位のチームだけとなる。その1位のチームはレイブンズかチーフスか。去年のレイブンズが1位だったが、SUPERBOWLでのディフェンスの充実を見ると今年はチーフスが1位ではないか。気を付けたいのは去年のチーフスは全体2位でも不戦勝の特権があったのだが、その準決勝の試合の1クォーターがぼろぼろで連続4回敵にポイントを与えて24対0となった。そこから大逆転が始まったのだが、エンジンのかかりが遅かった。不戦勝でない方がいいのではと思われるので、シーズンの最終版は無理に勝ちに行かないかもしれない。さて、今シーズンはワイルドカードでプレーオフに出場するチームが3つある。候補は東のジェッツ、ビルズ、北のスティーラーズ、ブラウンズ、南のタイタンズ、テキサンズ、西のブロンコス、レイダーズ。要するに最下位チーム以外にはチャンスがあるということで、この8チームの中から3つが残ることになる。
プレーオフ出場予想。
1……スティーラーズ
2……ブラウンズ
3……タイタンズ
北地区から2チームが出ると予想。理由は同地区対決は厳しい結果となるだろうが、それ以外の対戦相手がAカンファ南とNカンファ東という、弱いチームが多い地区なので、同地区ではない対戦相手とは、全勝する気持で行けば大幅に勝ち越せるのではないか。最終戦でスティーラーズ対ブラウンズ戦がある。その一つ前の試合は、スティーラーズがコルツ戦、ブラウンズがジェッツ戦。このあたりはプレーオフ進出をめぐる死闘となるだろう。

09/01/火
いよいよ9月になった。10日の開幕が迫っている。Aカンファのプレーオフ出場チームを予想したので、ついでにSUPERBOWL出場チームも考えてみよう。地区優勝の4チームを成績順に並べてみると、チーフス、レイブンズ、コルツ、ペイトリオッツの順になるか。このうち初戦が休みになるのはチーフスだけ。そうすると初戦の対戦カードは、レイブンズ対タイタンズ、コルツ対ブラウンズ、ペイトリオッツ対スティーラーズということになる。
レイブンズ対タイタンズ
昨シーズンの準決勝と同じ対戦になった。今年の1月だったが、大番狂わせでタイタンズが勝った。あの試合はRBのイングラムが負傷していたので、タイタンズはQBのラマ―・ジャクソンを狙い撃ちした。負傷者が出るかどうかは予想がつかないが、去年の反省を踏まえてレイブンズ側は作戦を立てるだろう。接戦になってもレイブンズが勝つだろう。
コルツ対ブラウンズ
ここは微妙なところだが、リバースが絶好調ならコルツか。ブラウンズのRB2人の活躍にも期待したいのだが、QBメイフィールドはまだ若い。コルツが勝つだろう。そもそもブラウンズがプレーオフに出場すると考えているのも、ややヒイキ目で見ているので、順当に地区優勝のコルツが勝つものと予想したい。
ペイトリオッツ対スティーラーズ
QBロスリスバーガーが復活するものとして、スティーラーズがワイルドカード1番手と予想している。ペイトリオッツはQBニュートンの怪我が回復している想定しているのだが、元気になったとしても、というよりも元気になればなるほど、ニュートンのモバイル攻撃はペイトリオッツのオフェンスとは合わない。他のチームが弱いので地区優勝はするだろうが、プレーオフになるとスティーラーズの地力が勝るのではないか。ということで準決勝チーフス対スティーラーズ、レイブンズ対コルツになる。

チーフス対スティーラーズ
これはもうチーフス圧勝だろう。スティーラーズはディフェンスが強そうだが、49ナーズのディフェンスを粉砕したマホームズと高速レシーバー陣だから、スティーラーズのディフェンスでも高得点がとれるだろう。スティーラーズはロスリスバーガーがいくら頑張っても、アントニオ・ブラウンもベルもいないので、チーフスの敵ではない。
レイブンズ対コルツ
これはいい勝負になる。コルツのディフェンスがどこまで頑張れるか。昨シーズンのタイタンズでも勝てたのだから、コルツのディフェンスも頑張るのではないか。リバースの念願のSUPERBOWL出場まで、あと一歩のところまで近づいてきた。

チーフス対コルツ
これもいい勝負になる。コロナが収束してスタジアムに観客が入っているかにもよる。チーフスのホームゲームで観客が満杯ならチーフスだろう。ただし今年はトマホーク・チョップの応援はできない。チーフス(酋長)というのも差別用語だ。店長とか主任とかも「チーフ」ではあるのだが、インディアンを連想させるトマホーク・チョップは禁止だろう。それでもチーフスが勝つ。リバースの頑張りもカンファレンス最終戦までだろう。

09/02/水
Nカンファ東地区。
ここは激戦地区で有名なところだったのだが、イーグルスがSUPERBOWLを制した直後の2年ほどでガタッと戦力ダウンしてしまった。QBマニング弟が引退したジャイアンツと、QBスミスが大怪我をしたレッドスキンズ(この名称が使用不可となったので今年はワシントンということになる)が没落。去年の地区優勝はイーグルスだったが、9勝7敗という恥ずかしい成績だった。カウボーイズも8勝8敗。今年も大幅な戦力アップは望めないので、9勝で地区優勝ということも大いに有り得るだろう。どこが勝手もプレーオフ初戦で敗退するどうでもいい地区だ。
1……カウボーイズ
2……イーグルズ
3……ジャイアンツ
4……ワシントン
昨シーズンのカウボーイズは8勝8敗だった。なぜこんな五分五分の成績なのかわからない。今年も同じような成績だろうが、1つ余分に勝って9勝7敗になれば地区優勝もあるだろう。QBプレスコットの精度が落ちている。ベンガルズを解雇されたダルトンに替えれば10勝くらいできるのではないか。イーグルスはQBウェンツがすぐ怪我をするので不安定だし、WR陣もRB陣もガタガタになっている。勝ち越すのも難しいだろう。ジャイアンツは去年の新人QBジョーンズが少しは慣れてくるか。あまり期待はできない。ワシントンも去年の新人QBハスキンズに多く期待することはできない。大怪我をしたスミスが今年は復活できるかもしれない。スミスが往年の力を発揮すれば勝ち越しも期待できるのだが、2年以上休んでいたのですぐには始動できないだろう。この地区は8勝8敗の地区優勝もあるかもしれない。

Nカンファ北地区。
ここはベテランQBロジャースのいるパッカーズに、昨シーズンようやく本領を発揮したQBカズンズのバイキングス、それに一昨年ブレイクしたQBトラビルスキーのベアーズの3強1弱の地区だ。1弱のライオンズはどうしようもない。QBスタッフォードはベテランだが、怪我も多くベテランの割に実績もない。ベアーズはSUPERBOWLのMVPのニック・フォールズをジャガーズから貰い受けた。鳴り物入りでジャガーズに移籍したもののすぐに怪我でリタイアしたニック・フォールズはお荷物になりかかっていた。うまくチームになじめば、ベアーズが地区優勝争いに割って入るのではないか。これはこちらの願望かもしれない。3年前のSUPERBOWLでブレイディーのペイトリオッツに競り勝ったニック・フォールズの活躍はいまも瞼の裏に焼き付いている。
1……パッカーズ
2……ベアーズ
3……バイキングス
4……ライオンズ
やっぱりロジャースのいるパッカーズは強い。ニック・フォールズが少しは活躍すると期待して2位に推す。バイキングスはカズンズが伸び悩むだろう。ライオンズは今年はダントツのビリ。

09/04/金
Nカンファ南地区。
今年はこの地区がいちばんおもしろい。去年はQBブリーズのセインツの圧勝だった。ブリーズが怪我で5試合休んでいる間に、控えQBのブリッジウォーターで5勝したことが忘れられない。ぼくはこの若いQBがバイキングスで大活躍していたころから注目していた。大怪我をして再起不能と言われていたのだが見事に復活した。ただし往年の水準には戻っていない。ブリーズの代役ということもあって無理をしない慣らし運転のような感じだった。そのブリッジウォーターが今年はパンサーズに移籍した。パンサーズは去年、QBニュートンの欠場で5勝11敗と最下位に沈んだのだが、今年はブリッジウォーターに期待したい。しかしこの地区の大注目は、ブレイディーが移籍してきたバッカニアーズだ。去年のバッカニアーズはQBのウィンストンが、タッチダウンパスとインターセプトの数が同じという珍記録を作った。そのウィンストンはセインツに移籍してブリーズの控えになる。ブリッジウォーターに移籍で追い出されたニュートンがペイトリオッツへ移籍と、めまぐるしいQBのローテーションが起こった。何よりもブレイディーがどこまで活躍できるか。もしかしたらSUPERBOWLへ進出するのかと注目される。
1……セインツ
2……バッカニアーズ
3……パンサーズ
4……ファルコンズ
セインツはRBのカマラがまだ契約を終えていない。一昨シーズン、まだイングラムがいてカマラが2番手だったころのセインツは強かった。カマラは小柄なRBなので一番手では少し厳しい。もう一人、頑丈なRBが欲しいところだ。それでもブリーズがいて、WRはトーマスの他に49ナーズのサンダースが移ってきた。今年も最強の布陣で臨めるだろう。ブレイディーのバッカニアーズも期待は充分だが、ディフェンスがどれだけ頑張れるかは未知数だ。去年の7勝9敗はウィンストンの責任だが、9敗もしてディフェンスにも負け癖がついているのではないか。ブレイディーの目覚ましい活躍でディフェンスが心機一転奮起すれば、地区優勝争いにもくいこめるし、SUPERBOWL進出も夢ではない。3位は希望的観測でブリッジウォーターのパンサーズ。しかしQBライアンのいるファルコンズもあなどれない。この4チームもデッドヒートを展開するだろう。

09/05/土
Nカンファ西地区。
最後に残ったこの地区も接戦になる。昨シーズンのシード1位でSUPERBOWLにも出場したのだが、そこからディフェンスのバックナーが抜けた。ボサ一人で大丈夫か。それとSUPERBOWLの第4クォーターでQBガロポロの弱さが露呈した。今シーズンは去年ほどのパワーは見られないのではないか。そうなると地区優勝はシーホークスだろう。QBラッセル・ウィルソンに衰えは見られない。去年は怪我人が出てRBが一人もいなくなり、プレーオフでは惨敗したのだが、今年はそれなりに補強をしたので、去年より戦力は上がっている。とにかくラッセル・ウィルソン一人でも地区優勝くらいはできるだろう。一昨年のSUPERBOWL出場チームのラムズはRBのガーリーがいなくなって、今年は明らかに戦力ダウンとなる。代わって3位に推したいのがカーディナルズだ。去年のドラフトナンバーワンQBマレーの本領発揮のシーズンになるだろう。ただチーム全体の底上げが充分ではないので3位止まりか。もしかしたら49ナーズを上回って優勝争いにも加わるかもしれない。
1……シーホークス
2……49ナーズ
3……カーディナルズ
4……ラムズ
この地区も接戦になる。しかしどこもSUPERBOWLを目指すには何かが足りない。この4チームの戦力は、バッカニアーズより下ではないか。チームとしての魅力も、ブレイディーにグロンコウスキーをようするバッカニアーズには及ばない。毎年この地区は激戦区で、ここからSUPERBOWL出場チームが出ることも多いのだが、今年は残念ながら地区全体がやや低迷するのではないだろうか。

09/06/日
昔は49ナーズのモンタナや、カウボーイズRBエミット・スミスなど、Nカンファの方が強く人気があったのだが、QBブレイディーを擁するペイトリオッツの快進撃でAカンファの方がSUPERBOWLで勝つようになった。スティーラーズもけっこう強かった。そして昨シーズンはチーフスの優勝。しかし今シーズンはブレイディーがバッカニアーズに移ったこともあって、Nカンファの方がおもしろそうだ。ぼくの予想では地区優勝はカウボーイズ、パッカーズ、セインツ、シーホークスということになるが、順番をつけるとするとセインツ、シーホークス、パッカーズ、カウボーイズの順番になる。で、ワイルドカードはどうなるか。東地区はレベルが低いのでイーグルスは及ばない。まあ、こんな感じか。
1……バッカニアーズ
2……49ナーズ
3……ベアーズ
ただしベアーズは終盤にQBニック・フォールズを起用した場合という条件つき。希望としては南地区3位のパンサーズにも期待したい。ブリッジウォーターのプレーオフでの活躍が見たい。とはいえこの地区にはセインツとバッカニアーズがいるので、どんなに頑張っても3位だ。今シーズンはワイルドカードに3チームが出場できるので、原理的には地区ビリでもプレーオフに出場できることになるのだが。

09/07/月
いちおうぼくの予想では地区優勝チームがセインツ、シーホークス、パッカーズ、カウボーイズの順番。これにワイルドカードがバッカニアーズ、49ナーズ、ベアーズ。これでトーナメントを組むと、1位のセインツは初戦は不戦勝。シーホークスはベアーズ戦に勝つ。パッカーズ対49ナーズは下位の49ナーズの勝ち。カウボーイズ対バッカニアーズはもちろんブレイディーのバッカニアーズの勝ち。下位の49ナーズが首位のセインツと当たり、これはセインツの勝ち。シーホークス対バッカニアーズはバッカニアーズの勝ち。決勝戦はセインツ対バッカニアーズとなる。これはどちから勝つかわからない。そもそも南地区の優勝もどちらかわからない。問題は首位チームの反対の山で順調に地区優勝のチームが勝ってしまうと、準決勝がセインツ対バッカニアーズになってしまう。これは惜しい。下位チームのアップセットを期待したい。そしてとにかく、決勝戦はセインツ対バッカニアーズで、どちらが勝ってもSUPERBOWLではチーフスと対戦する。勝つのはチーフスだろうが、その対戦相手がセインツかバッカニアーズか。この2チームは同地区なのでシーズンで2回対戦する。プレーオフでももう一度対戦する。ここで考えられるのは、バッカニアーズはオフェンスチームががらっと替わったので序盤は成績が上がらないだろう。だから地区は2位に終わるのだろうが、プレーオフのあたりでチームがまとまってくる。そうなるとバッカニアーズが有利か。いやいや、ヘッドコーチはベリチックではない。だから魔術は生じない。セインツにもう一度、SUPERBOWL出場を果たしてほしい。ハリケーンでニューオリンズが壊滅的な打撃を受けたそのシーズンに、セインツは奇蹟の優勝を果たした。その奇蹟をもう一度見たい気がする。
09/10/木
いよいよ明日。Footballが開幕する。チーフス対セインツ戦。昨シーズンはプレーオフの準決勝で当たってチーフスが大逆転した。チーフスはSUPERBOWLで大活躍したRBのウィリアムスがオプトアウトの情報。テキサンズはWRのホプキンスが移籍したあとを埋めるはずのクックスが負傷の情報。ただクエッショナブルということなので出てくるかもしれない。チーフスのRBはまったくどうなることやら。1巡で指名した新人がいることは確かだが、今シーズンはコロナのために試運転の期間がまったくなかった。レシーバーをテイルエンドに入れてとにかく走らせるという、とんでもない攻撃が展開されるかもしれない。タイトエンドのケルシーが持って走る以外はQBのマホームズも含めてとにかく走る、ということになるかもしれない。チーフスが勝つと信じてはいるのだが、開幕戦なのでレシーバーがぽろぽろ落球するのではと不安だ。怪我も心配される。数日前までテレビの放送の情報がなかったのだが、日テレG+はテレビの番組表で確認できた。DOZNを見る必要はないが月曜の試合ではDOZNのダイジェストに期待していたのだが、こちらは番組表に出ていなかった。契約できなかったのかと心配して、それなら解約だと思ったのだが、どうせ月極だし日本のプロ野球がある間は契約続行かと迷っていたら、本日ネットでDOZNの放送は昨年どおりあるようなので安心した。

09/11/金
ついに開幕。テキサンズのクエッショナブルだったWRクックスは出場可能となった。移籍したホプキンスの穴埋めをするには荷が重い。QBワトソンは投げるところに困るだろう。RBは移籍で入ったジョーンズ。キャリアのある選手で怪我が完治していれば信頼できる。一方のチーフスはSUPERBOWL制覇のメンバーがほぼ完全に残っている。ディフェンスバックのブリーランドが暴力事件で4試合出場停止だが代わりはいる。と思っていたらRBのダミアン・ウィリアムズがまさかのオプトアウト。控えはもう一人のウィリアムズとフルバックのシャーマンがいるだけ。どうするんだ、と思っていたのだが、ドラフト1巡で採ったヒレアーという選手が大活躍だった。終わってみればその新人ヒレアーと、タイトエンドのケルシー、WRのワトキンスとヒルという、主要メンバー全員がタッチダウンを決めて、34対20という快勝の試合となった。チーフスは万全だ。後半、点差が開いてからは怪我をしないような守り方になったので攻められたが、前半はディフェンスもきっちり守っていた。まったく危なげのない勝ち方で、とくに攻撃は3人目のWRロビンソンも、4人目のハードマンも活躍の場を与えられていた。何よりも新人RBヒレアー(珍しい苗字ではないか)がトップクラスの能力を発揮できることがわかったし、時々出ていたもう一人のウィリアムスもそれなりに頑張っていた。チーフスは万全だ。テキサンズはやはりホプキンスの不在が大きなダメージになっている。その逆を考えるとホプキンスが移籍してカージナルスは期待できる。去年のドラフト1位のQBマレーが、ベテランWRフィッツジェラルドに加えてもう一つターゲットが出来たのだから心強い。ただカージナルスのいるNカンファ西地区はシーホークスに49ナーズにラムズがいる。プレーオフの常連が揃っているので、カージナルスが地区優勝争いに加わると大激戦地区になりそうだ。

09/12/土
昨日の開幕戦はチーフスの強さが目立った。とくに不安でいっぱいだったRBが、ドラフト1巡の新人を先発に起用し、昨シーズンのウィリアムズと遜色のない活躍だったので安心できた。フットワークはウィリアムズ以上だ。あとはパスがとれるかどうかだが、初戦なのであまり無理はさせなかったようだ。体の小さいランニング型のRBなので、体重でラッシングするようなところはない。ラッシングが必要な状況ではフルバックのシャーマンを起用してもいいだろう。さて、次の試合はアメリカの日曜日。日本では月曜の早朝からお昼くらいで、午前2時からDOZNの中継がある。開幕戦もテレビでニュースをやっている時間にDOZNを見ていたのだが、画像が不鮮明だし音声も英語だけだった。準備不足のようだ。シーホークス対ファルコンズを見たいと思うが、午後2時というのはぼくが寝る時間なのでそのまま起きているのはつらい。5時25分からのカーディナルス対49ナーズを見たい。いちばん見たいバッカニアーズ対セインツは実況中継がないが、NHKが録画を水曜深夜に放送する。日テレG+の中継はカウボーイズ対ラムズというつまらない試合。火曜日にも2試合、DOZNの中継がある。ところでネットの切り替え工事が月曜にもあるので、回線が切断されるのではないかと心配だ。たまにそういうことがあるらしい。

09/14/月
金曜日の開幕戦は前夜祭のようなもので、アメリカの日曜日にあたる本日は本当の開幕日といっていいだろう。多くの試合は午前2時から始まるのだがさすがにそこまでは付き合っていられない。5時半に起きてDOZNで3試合の3元中継を見る。1試合を見るだけなら、Footballは休憩の多いスポーツなのだが、3試合を同時に見ているとどこかが動いているので見る方は休憩がない。注目はブレイディーが移籍したバッカニアーズとセインツの試合。いきなりカンファ決勝戦のような組み合わせとなった。ブレイディーが先にタッチダウンを決めたのだがブリーズも元気で、RBのカマラが立ち続けにタッチダウンで逆転。そこからはセインツがつねにリードする展開で、セインツのディフェンスがブレイディーをしっかり抑えていた。もう1つの注目はWRホプキンスが移籍したカーディナルス対49ナーズ。昨年のナンバーワン新人のマレーがよく頑張って互角の展開。49ナーズのガロポロはSUPERBOWLの4クォーターで完封された後遺症が残っているのかまったくの不振で、マレーに逆転負けを喫した。今シーズンのカーディナルスは楽しみだ。逆に49ナーズは地区のビリになるかもしれない。もう1つの試合はチャージャーズ対ベンガルズ。QBのリバースが抜けたチャージャーズはバックアップのテイラーが先発。それなりに実績のあるQBだがまったくの不振。ベンガルズは今年のナンバーワン新人のバローが先発したが、ドラフト1位ということは昨シーズンの成績が全体ビリのチームだから、QBが替わったくらいで急に強くなるものでもない。ロースコアのつまらない試合。3点差のビハインドでバローが逆転タッチダウンを決めたかに見えたのだが、キャッチしたグリーンが反則をとられて得点にならず、仕方なく同点フィールドゴールと思われたのだが、キッカーが思いきり蹴り損なって脚を傷めるというお粗末な試合だった。バローはよく頑張ってはいたが、ベンガルズの前途は暗い。結果だけを確認した2時からの試合では、ペイトリオッツのQBニュートンが大活躍で、今年もペイトリオッツは強そうだ。レイブンズのラマ―・ジャクソンは圧勝。今年も強い。ぼくが応援しているパンサーズのブリッジウォーターが逆転タッチダウンを決めたものの再逆転されて惜敗。リバースが移籍して期待されたコルツは、ジャガーズというビリ候補に競り負けた。コルツがダメなのか、ジャガーズが意外に強いのか。昨年、ニック・フォールズが開幕戦で怪我をすると、ドラフトのチームの6巡という、控えQB用の指名だった新人のミンシューという老け顔のQBが意外に健闘していたのだが、今年もミンシューは頑張るのかもしれない。テレビの中継はカウボーイズ対ラムズ。そこそこに強いチームではあるが、SUPERBOWLには届きそうもない。それでもカウボーイズ有利と思っていたが、ラムズの辛勝。ラムズが予想より強いのか、カウボーイズが弱いのか。

09/15/火
本日も2試合ある。朝8時に起きてDAZNを開こうとしたらネットにつながらない。パソコンもつながらない。昨日、固定電話を解約したのだが、申し込んだ時にモデムの設定が壊れることがあると威された。それで設定方法はネットで調べてメモはとっていたのだが、昨日は電話がつながらなくなったことを確認し、夜中までネットはつながっていたので安心していたのだ。メモだけでは心配なのでスマホの4Gでネットにつないで、手順に従ってパソコンはつながったのだが、Wi-Fiルーターが機能しない。鷲津の電器屋までルーターを買いに行った。というわけでDAZNの中継を見損なってしまった。スティーラーズはQBロスリスバーガーが完全復活。昨シーズンのプレーオフでペイトリオッツとレイブンズに勝ったタイタンズもQBタネヒルが健在のようだ。これで第1週の試合がすべて終わった。Aカンファの東地区はやはりペイトリオッツが強い。昨シーズン2位でプレーオフに出たビルズも勝った。北地区も昨年の1位と2位が勝った。レイブンズは圧勝。今年はロスリスバーガーがいるのでスティーラーズも地区優勝争いに絡んでくるか。南地区は伏兵のジャガーズが1勝。だがこの地区はタイタンズの独走ではないか。西地区はチーフスが傑出しているが、緒戦を落としたのはブロンコスだけ。Nカンファの東地区は予想どおりどのチームも不振。その中で昨年ビリだったレッドスキンズ(今年はワシントンと呼ぶしかない)だけが勝ち星を挙げた。北地区は去年と同様パッカーズの独走だろう。南地区はセインツがブレイディーのバッカニアーズに勝って一歩脱け出した。西地区はレベルが高い。昨年SUPERBOWLに出た地区優勝の49ナーズだけが負けて、あとの3チームは勝った。49ナーズも戦力は落ちていないので、この地区は大激戦になる。もしかしたら4チームともプレーオフ出場といった異常事態が生じるかもしれない。

09/18/金
ベンガルズ対ブラウンズ。審判の微妙な判定とキッカーのミスで惜敗したナンバーワン新人のQBバロー。レイブンズにボロ負けした2年前のナンバーワンQBメイフィールド。見ている限りバローの方がQBとしてレベルが高いと感じられたが、昨年全体ビリのベンガルズはオフェンスラインもディフェンスラインも弱さが目立った。対するメイフィールドは無理なパスは投げず、チャブのランに任せた。オフェンスラインもチャブのランを助けた。ときおりハントに交替するところが効果的で、チャブとハントが2つずつタッチダウン。さらにベッカムへのロングパスも決まって5タッチダウンという成績。バローも7点差以内に追いついたのだが、自陣でのファンブルロストが痛かった。ブラウンズはとにかく勝ててよかった。ベンガルズは今年も低迷するだろうが、来年のドラフトでも優秀な新人を入れて再起を図ってほしい。

09/20/日
明日の試合の予想。ブロンコス対スティーラーズはロスリスバーガーが復活したスティーラーズ。ビルズ対ドルフィンズはアレンが好調なビルズ。ファルコンズ対カウボーイズは双方とも初戦が不調だったが、ファルコンズの方が少しましか。ジャガーズ対タイタンズは実力的にはタイタンズだが、ジャガーズのミンシューを応援したい。ラムズ対イーグルスは初戦を見る限りラムズ有利。バイキングス対コルツはリバースが2戦目で調子を出すと期待してコルツ。ジャイアンツ対ベアーズ。ぼくはジャイアンツのファンだがベアーズの方が強そうだ。パンサーズ対バッカニアーズ。ウォーターブリッジに頑張ってもらいたいがブレイディーのバッカニアーズだろう。49ナーズ対ジェッツ。これは49ナーズ。ライオンズ対パッカーズ。ロジャースが好調なようでパッカーズ。ワシントン対カーディナルス。WRホプキンスの加入で戦力アップしたカーディナルス。チーフス対チャージャーズ。文句なくチーフス。レイブンズ対テキサンズ。文句なくレイブンズ。ペイトリオッツ対シーホークス。これが1番の好勝負。モバイルQBの対決。やはりラッセル・ウィルソンに一日の長がある。僅差でシーホークスの勝利。ついでに火曜日の試合はセインツ圧勝。金曜日の予想は書かなかったが心情としては新人バローを応援していたが、予想どおりにブラウンズの勝ちとなった。ぼくの予想は期待が入っているのであまり当たらないが、半分以上は当たるはずだ。

09/21/月
朝5時半に起きてDAZNでFootballの中継を見る。2時からの試合の最後、カウボーイズが時間切れ寸前で逆転フィールドゴールを決めるところなどを見た。真剣に見たのはチーフス対チャージャーズ。初戦は温存した新人QBハーバートが大活躍で、チャージャーズがつねにリードする展開。第4クォーター残り10分で10点差で負けている。何やらSUPERBOWLと同じ状況になった。ここから大逆転と期待したのだが、タイムアップ寸前に同点にするのがせいいっぱい。コイントスでチャージャーズの攻撃から始まったのだが、これはディフェンスが守り切った。だがマホームズの攻撃もきっちり抑えられてしまう。紙一重のファーストダウン獲得で徐々に前進したものの、残り3秒で50ヤードのキックが残った。さらにフォルススタートで5メートル下げられ、60メートル近いキックとなったが、フィールドゴールが奇蹟のごとも決まってチーフスの辛勝。カーディナルスも快勝。レイブンズは圧勝。9時からのシーホークス対ペイトリオッツは互角の展開だったが、ラッセル・ウィルソンのロングパスが決まりだしてシーホークスの勝利。ぼくの予想が狂ったのは2試合だけ。カウボーイズがファルコンズに勝ち、タイタンズがジャガーズに勝った。自分のヒイキでジャガーズが勝つと期待したのはまずかった。ファルコンズとカウボーイズはほぼ互角の展開だった。この2試合以外はすべて予想どおりで、いまの段階では実力差がけっこうあるように思われる。それでもチーフス対チャージャーズが延長にまでもつれるとは思わなかった。まだ明日の試合が残っているが、これはセインツが圧勝だろう。そうであるとして、各地区の成績を見ると、予想どおりにNカンファ西地区が強い。同地区対決で49ナーズがカーディナルスに負けた以外は白星が並んでいる。これでは地区ビリのチームがプレーオフ進出ということも充分に考えられる。これも予想どおりだが、東地区はカウボーイズがファルコンズに勝っただけで、あとの3チームはダメみたいだ。北地区はパッカーズとベアーズが2勝。他の2チームは全敗。明暗が分かれた。セインツが明日勝つとして、初戦で負けたバッカニアーズも白星を挙げたので、ここは1差のままついていくだろう。Aカンファはペイトリオッツがけっこう強い。今日は負けたがこれはシーホークスが強すぎた。アレンが絶好調のビルズと地区優勝を争うことになる。北地区はレイブンズとスティーラーズが2勝、ブラウンズも1つ勝ったので2位争いに参加できるか。新人QBバローのベンガルズはチームの総合力がまとまっていない。南地区はタイタンズが2勝だがここは混戦になりそうだ。チーフスは延長でかろうじて同地区のチャージャーズに勝った。新人QBのハーバートは、相手がチーフスでなければ勝ち込んでいきそうだ。

09/22/月
まったく何が起こるかわからない。セインツ対レイダーズ。ラスベガスに移転したレイダーズのホームスタジアムのコケラ落としとはいえ無観客。それでも選手はがんばったようで、何とレイダーズの圧勝だった。セインツというチームはめったに負けないのだが、プレーオフの大事なところでコロッと負けることがある。本日はディフェンス陣がまったくゆるんでいて、スカスカになっていた。カーというQBは時々こんな感じで爆発することがあるが、RBのジェイコブスともう人の控えのRBなど、ランニング陣が活躍した。今日はスカパーで王将戦の中継があったのでそっちの方に目がいきがちで、ハッと気づいた時はもう2タッチダウン差になっていた。まあ、地区優勝すればいいので、1勝1敗でもバッカニアーズと並んで首位タイだ。しかし相手はブレイディーが調子づくと強敵になりそうだ。

09/25/金
サーズデーナイトの試合はドルフィンズ対ジャガーズ。どうしてこんなマイナーなゲームが木曜日(日本時間は金曜日)に組まれているのだろう。平幕の下位同士の対戦みたいだ。どうでもいい試合だがテレビで中継をやるので、ジャガーズのQBミンシューはどんなものかと見ていたのだが、ドルフィンズのフッツパトリックばかりが目立っていた。これでは新人QBトゥアの出番は遠のいてしまう。ジャガーズでは新人RBのロビンソンというのがよかった。ドラフト外らしいがスカウトの目が正確なのだろう。開幕2試合が終わって2戦2勝のチームは11。この中から優勝候補を挙げるとすれば、Aカンファではレイブンズとチーフス、それにロスリスバーガーが復活してスティーラーズが目につく。ビルズのアレンは絶好調だが、チーム力がそこまで育っていない。タイタンズとレイダーズは期待できない。Nカンファは西地区の3チームがすごい。この地区は激戦だ。シーホークス、カーディナルズ、ラムズ。やはり優勝候補となるのはシーホークスだろう。カーディナルズは去年のドラ1マレーが絶好調。テキサンズから移籍したWRのホプキンズとの相性もよさそうだ。ラムズは対戦相手に恵まれただけ。ベアーズも同様。パッカーズのロジャースが絶好調で地区優勝は間違いない。セインツとバッカニアーズはともに1敗したがそのうち調子を上げるだろう。ただもたもたしているとプレーオフ出場が危うくなる。西地区は49ナーズに怪我人が出て危なくなっているが、ここから2チームがプレーオフに進出しそうなので残りは1枠だ。めんどうなので第3ウィークの予想はしない。

09/26/土
昨日予想はしないと書いたが閑なので予想をしよう。金曜の試合はジャガーズが勝つと思っていたのですでに1敗。さて、現地時間日曜、日本では月曜の試合はテキサンズ対スティーラーズ。テキサンズは相手が強くて2敗しているが、ホプキンス抜きでも力はある。ロスリスバーガーが戻ってきたスティーラーズとも互角だろう。で、ぼくの応援の気持もこめてスティーラーズの勝ち。レイダーズ対ペイトリオッツ。ニュートンがしだいに調子を上げている。ペイトリオッツ。ラムズ対ビルズ。2連勝同士の好ゲーム。どちらかなあ。迷うところだが今シーズンのQBアレンは確実にレベルアップしている。ビルズが辛勝。ベンガルズ対イーグルス。ドラ1バローが初勝利を挙げるにはイーグルスは絶好の相手。ベンガルスに勝ってほしい。タイタンズ対バイキングズ。2勝対2敗のチーム。昨シーズンのプレーオフで自信をつけたタネヒルは今年も調子がいい。文句なくタイタンズ。ベアーズ対ファルコンズ。ぼくはトラビルスキーというQBがどうにも好きになれない。ファルコンズのライアンに勝たせてやりたい。49ナーズ対ジャイアンツ。両チームとも怪我人が多い。49ナーズは読み方がいまもってわからない控えのムレンズが先発するだろう。ジャイアンツの切り札RBバークレーがいない。それでも今年ジャイアンツが勝てるのはここしかない。ジャイアンツの初勝利を祈る。ワシントン対ブラウンズ。先週の試合は絶好調だった。ブラウンズの楽勝。パンサーズ対チャージャーズ。チャージャーズは1戦目はベテランテイラーだったが、怪しい注射のせいで2戦目は欠場。代わりに先発した新人QBのハーバートが大活躍。あと一歩でチーフス相手に大金星を挙げるところだった。チーフスが58ヤードのキックで延長戦を制したのはハーバートの責任ではない。ここでハーバートの初勝利を期待したい。ぼくはパンサーズのブリッジウォーターを応援しているのだけれど、QBだけでは試合には勝てない。ジェッツ対コルツ。コルツに移籍したリバースがようやく1勝を挙げた。2勝目を挙げるだろう。カウボーイズ対シーホークス。ファルコンズを相手に奇蹟の大逆転を演じたカウボーイズ。新人のWRがよさそうだが、QBプレスコットがまだ不安定。調子が出てきたニュートンのペイトリオッツ相手に横綱相撲のシーホークスが勝つ。バッカニアーズ対ブロンコス。これはブレイディーがチームに慣れてきたバッカニアーズの圧勝。ライオンズ対カージナルズ。去年のドラ1のマレーが、ホプキンスというターゲートを得て、投げる真似をして自分で走るようになった。カージナルスの圧勝。パッカーズ対セインツ。老人QBの対決で本来なら好勝負になるはずだが、ロジャースは絶好調、ブリーズは絶不調。それでもここはセインツを応援して1票を投じたい。マンデーナイトはチーフス対レイブンズのAカンファの横綱対決。ラマ―・ジャクソンは絶好調。これに対しマホームズは先週新人ハーバートを相手にして延長戦でからくも勝つという不調の状態だが、チーフスのディフェンスが奮起して勝つことを期待したい。すでに開幕から2試合が終わりチーム状況も見えてきた。ぼくの予想も12勝4敗くらいでいけるのではないかと思う。

09/28/月
5時に起きてFootballを見る。予想外の結果が多く、一昨日の予想の結果は明日の結果を残して8勝6敗1分となった。セインツ不調はわかっていたが応援しているので勝ちと予想したがやっぱり負けてしまった。ブリッジウォーターを応援しているのだがパンサーズ負けと予想したら勝ってしまった。マレーに甘さが出てカーディナルスも負けてしまった。それでも半分は当たったのだからよしとしよう。3戦が終わって地区優勝争いに早くも差がついてきた。Aカンファ東はビルズ3連勝だが、ニュートンのペイトリオッツも1敗で追っている。これは直接対決が2戦あるので、ペイトリオッツが有力かもしれない。北はスティーラーズが順調に3連勝。レイブンズは明日はチーフス戦。どちらにしろこれも直接対決で決まる。南はタイタンズが3連勝。タネヒルはこのチームを完全に掌中に入れている。コルツのリバースも頑張っているが2勝したのは相手が弱かっただけ。西はチーフスが明日の試合を残しているが、レイダースが1敗したので地区優勝は間違いない。Nカンファ東は予想通りどのチームも絶不調。1勝2敗でも首位タイという状況。負け越しチームが地区優勝という異常事態が現実味を帯びてきた。北はパッカーズとベアーズが3連勝で並んでいる。パッカーズの強さは本物。ベアーズは相手が弱かっただけだが、本日の試合で不調のトラビスキーに代わって途中から登場したニック・フォールズで逆転勝ち。このままニック・フォールズが活躍するようだと、優勝争いに加わっていきそうだ。南はセインツのブリーズが不調だ。RBのカマラが頑張っているので何とか試合を作っているけれどもリバースのパスが決まらない。トーマスの怪我が痛い。ブレイディーのバッカニアーズは初戦にセインツに負けたもののその後は2連勝。安定している。このまま首位を走りそうだ。西はシーホークスが3連勝。残りの3チームが1敗で追っている。東地区と違ってこの地区はビリでもプレーオフ出場という可能性もある。さて、明日の試合。チーフスのディフェンスがどんな対策を立てているか。ラマ―・ジャクソンに走られるようだとSUPERBOWL出場も難しくなってしまう。

09/29/火
レイブンズ対チーフス。チーフスのファンとしてはチーフスに勝ってほしいし、接戦で勝つのではという期待もあったが、レイブンズのオフェンスは圧倒的で、防げないのではと懸念していた。しかしチーフスのディフェンスは、SUPERBOWLの第4クォーターで49ナーズを完封したように、クリス・ジョーンズを中心に鉄壁の守備で対応した。キックオフリターンで得点を許したのだがこれはキッキングチームの責任だ。チーフスのディフェンスはラマ―・ジャクソンを完全の制圧していた。攻撃もマホームズが冷静にファーストダウンを重ね、ここぞという時にヒルにロングパスを通した。14点差の完全な勝利だった。先週の苦戦が冗談だったみたいに本日はベストのチーフスを見ることができた。これでは地区優勝は間違いなく、プレーオフも問題はない。SUPERBOWLでベストの状態のシーホークスに当たった時がやや心配だが、とにかく今年いっぱいは安心してチーフスを見ていられる。
このページはメモ帳で編集しているのだが、そろそろ容量の限度が近づいているので10月からはページを換えて書くことにする。





以下は随時更新しす


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