新しい年創作ノート09

2016年9月

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09/01/木
来た時にもってきた荷物をすべて積み込んで仕事場を出発。浜松SAから新東名に入る。静岡SAで昼食。海老名SAで夕食の弁当を買う。移動だけの一日。仕事場では昼型の生活だったが、本日からいつもどおりのやや夜型に変える。

09/02/金
久し振りの大学。三鷹駅からバスに乗り込むのも、こんな感じだったのかと、妙な気分になる。猛暑が続いている。本日は臨時教授会。前期で卒業する学生の卒業判定。それから学科会。わりと早く終わった。まだ授業は始まっていないので、学内は静か。

09/03/土
まだ夏休みモード。ただ大学の仕事で学部方針の提出が月曜日ということなので、この週末にまとめないといけない。昨日の学科会で充実した提案があり、それをファイルにまとめてもらっているので、空欄を埋めるだけでいい。ただ、学部、大学院、日本文学研究所、武蔵野文学館と、組織が4つある(すべてわたしが責任者)。まとまったのは学部のファイルだけなので、それをもとに他の組織にも転記していく。その作業がたいへんだった。エクセルというのはふだんは使わないので、やりづらい。時間の経過とともに慣れていくのだが、慣れたころには作業が終わっている。送るのは月曜になってからにする。

09/04/日
つきあいの長い友人夫妻と御徒町で飲む。もう40年近いつきあいで、互いの子どもたちのこともよく知っているので話題が多い。気持よく飲めた。

09/05/月
大学の授業はまだ始まらないし、今週は水曜の学部長会議があるだけ。資料を読み続けている。

09/06/火
本日も休み。妻と神保町に映画を観に行く。『めぐりあう日』という、フランス語の映画だったが、場所はフランドル地方のダンケルク。しっとりとしたいい映画だった。

09/07/水
近所の医者に行ってから大学。学部長会議。一ヵ月ぶりで、またこのメンバーと付き合うことになるのかという気がした。後期は入試の待機が何度もあり、このメンバーと長時間顔を突き合わせることになる。『仏教で愉しく死の準備』の見本届く。これがある程度売れてくれないと次の仕事が来なくなる。小説でも同じことがいえる。

09/08/木
目医者に行く。半年ごとの定期検診。異常なし。巨人勝って広島の優勝決定を阻止。いよいよ明日はFootballの開幕だ。昨シーズンはデンバー・ブロンコスの感動的な勝利に終わった。そのブロンコスはQBのペイトン・マニングが引退したので、勝ち越しも難しいだろう。開幕戦はスーパーボウルの再現でカロライナ・パンサーズだが、大敗するだろう。ということで、今シーズンはまだ応援するチームを決めていない。例年、ジャイアンツとスティーラーズはとりあえず応援することにしている。あとは数試合の様子を見て決める。明日は少し早起きする。

09/09/金
Footballの開幕戦。昨シーズンのスーパーボウルと同じ顔合わせ。しかしペイトン・マニングはいない。パンサーズが圧倒的に優位だと予想された。マニングの代わりのQBは、二番手でシーズンでは活躍したオスウィーラーもいなくなったので、公式戦でパスを投げたことのない2年目の新人。どうなることかと思ったが、パスモちゃんと投げたし、落ち着いた試合ぶりだった。そして、ディフェンスは健在で、ニュートンのランを許さず、何度もQBサックを決めて、攻撃的なディフェンスで互角の戦いにもちこんだ。1点差でリードしていて残り数分で攻撃。ベテランQBなら何とか時間稼ぎするのだが、ここで若さが出て、すぐに相手に攻撃権を渡してしまった。時間はたっぷりある。これは負けただろうと思ったが、ディフェンスが踏んばって、50ヤードのゴールキック。ふつうなら難しい距離だが、場所が空気のうすいデンバーなので、確実に入りそうな気配だったが、タイムを2回残していたので、1回めのキックでタイムをとり、2回目もタイムかと思わせてタイムをとらなかった。この駆け引きがパンサーズのキッカーの動揺を誘ったようで、左に大きく外した。1点差の辛勝。相手がパンサーズだということを考慮すれば、今年のブロンコスも、優勝候補になりそうだ。夕方、マッサージに出かけた以外は、ひたすら資料を読む。そろそろレジメを完成させなければならない。

09/10/土
本日は休み。資料の読み込みと、イーブックの連載。白村江の戦いの資料を読んでいるのだが、まだ企画は決まっていない。ということは、発表の場が決まっていないということだが、とりあえず自分の興味の延長で資料を読んでいる。資料を読んでいる段階ではこれがうまく小説になるか見当もつかないのだが、わたしの場合はいつもそうだ。書けるか書けないかは、書いてみないとわからない。最初は手探りで書いているうちに、はっきりと見えてくるものがある。あとで振り返ると、奇蹟のようなアイデアが出てくるのだが、そこが書く喜びだといってもいい。最初に設計図を描いて、このとおり書けばある程度の小説になるとわかっていたのでは、書く喜びがないし、書くスリルもない。自分でもどうなるかわからないところに、書くことのおもしろさがあるのだろう。そういう意味では、まだ書けるかどうかわかっていない。しかし企画書を書かないといけないので、やや詳しくコンセプトやプロットなどを書くことになる。あくまで仮のプランだということで、資料で読んだことをつなぎあわせて、こんな小説になるということを伝えたいと思う。さて、明日の月曜日からは、公用が続くことになる。しかも週末の土曜、日曜にも大学の仕事が入っている。まだ授業はないので、とりあえずその場に自分の身体を運ぶだけでいい。アキ時間にも資料が読めるだろう。

09/11/日
メンデルスゾーン協会の例会。日本フィルハーモニーのメンデルスゾーン『エリア』の公演に協賛するというかたちで、今年のイベントとした。『エリア』はメンデルスゾーンの最大の作品だ。オラトリオは『パウロ』もあって数年前に協賛したのだが、『エリア』にはメンデルスゾーンのパワーが最大級に発揮されている。前から4列目の中央といういい席をもらったので、オラトリオのパワーを満喫した。同じようなオラトリオ形式で受難曲(パッション)というのもあるのだが、イエス・キリストの話はどこかいびつな感じかする。エリアの話は典型的な「報われない預言者」の話で、合唱のパワーが悲劇性を際立てる。驚くほど人数の多い合唱団が、独特の感動的な空間を形成していた。見る限りわたしより年上と思われる人が多数いて、勇気づけられた。大昔、わたしはメサイアの合唱に2年続けて参加したことがあるのだが、エリアのたぶんあらゆるクラシック曲の中でも最高位の作品だと思われる。これに加われる合唱のメンバーは幸福だ。会場は池袋の芸術劇場。御茶ノ水に引っ越して3年半になるのだが、池袋に行くことはあまりない。カルチャーセンターの講座に何度か出向いたことがあるのだが、妻と池袋に行くのは初めてかもしれない。丸ノ内線に乗ればすぐに池袋だ。われわれは長く渋谷のすぐ近くの三宿に住んでいたので、池袋は遠かった。サンシャインの劇場に行く時も、遠い感じかして車を運転していったりした。いま住んでいるところは池袋には近いということを実感した。

09/12/月
大学。夕刊フジの取材。書斎がテーマだというので、研究室に来てもらった。三宿にいた時は書斎があったし、別棟にすごい書庫もあったのだが、そこにあった本の大半は捨てた。わずかに必要なものだけを大学の研究室に運び込んだ。取材に来た人は文学のわかる人だったので、語るのが愉しかった。さて、そのあと教学届けのハンコをもらいに来た学生と少し話をする。いい小説を書く個性的な学生なのだが、病気をかかえている。小説を書く人間は皆、病気なのだが、何とかもちこたえて自分をコントロールしている。そのセルフ・コントロールができなくなると、病気ということになる。心配だが医者に任せるしかない。その後、臨時教授会と、学科会。これから予算の申請という大事業がある。こちらはいまだに大学の細かい業務について知見がないので、先生方にお任せするしかない。年の順で学部長になっているのだが、この大学での経験は浅いので、実情がつかめていない。あとわずかで定年なので、学ぶ気力がないというのが実情なのだが。月曜日はFootballの結果がわかる日。開幕戦は現地の木曜日だったが、大半の試合が日曜日で、日本では月曜日の午前中の試合ということになる。ジャイアンツ、ベンガルズ、シーホークスなど、とりあえず応援したいと思っているチームが勝った。スティーラーズと49ナーズは明日だ。

09/13/火
本日は午前中に日本点字図書館で本間賞の選考委員会。午後は文藝家協会の理事会。その間は自宅に戻って、スティーラーズの勝利を確認。圧勝だった。今年はスティーラーズに期待がもてる。49ナーズも勝ったのだが、QBのキャパニックは先発から外された。エースQBが出なくても勝てるというのは、最近のFootballはシステム化されていて、個人の力量に頼っていないということがよくわかる。しかし見る側としては、ヒーローの活躍を見たいので、システムだけで進行する試合というのは、おもしろくないのだが、しかし昨シーズンの、ロングバスの精度の落ちたペイトン・マニングで優勝したブロンコスのように、システムが確立されていれば盤石のチームを作ることができるのだ。開幕戦、ほとんど実戦経験のない新人QBでもパンサーズに勝ったブロンコスのシステムは本当にすごいと思う。そこへ行くと、スティーラーズのロスリスバーガーの大丈夫かと思われるようなロングパスが次々と決まるさまは、昔のヒーローみたいで、見ていて愉しいのだが、スーパーボウルには到達できないのではと思ってしまう。ロスリスバーガーはスーパーボウルで2度勝った英雄だ。今年も活躍してほしい。本日から妻が実家に帰っている。文藝家協会のあと、岳真也、森詠、川村湊さんらと軽く飲んだ。自宅に帰ってからもさらに飲んだ。仕事は進まず。

09/14/水
本日は午後のペンクラブ理事会だけ。如水クラブなので歩いて行ける。とくに発言する必要もないので、会議中メモ帳に何か書こうと思っているうちに『白村江の戦い』の断片を書く。ここまでかなり資料を読み込んでいるし、『炎の女帝』という作品で持統天皇を主人公に書いた時に、ひととおり書いた時代なので、イメージがうかびやすい。ペンを持てばどんどん書いていけるという状態になっている。まだ会議を通っていないので、発表のあてはないのだが、資料を読みながら、書けるところは書いておきたい。昨日から妻がいない。マイペースで時間の調整ができるのでありがたい。

09/15/木
大学の有明キャンパス。いろいろな経路がある(いいかえればこれぞという最短経路が見つからない)のだが、このところ往路は、千代田線で日比谷、そこから少し歩いて有楽町駅から有楽町線で豊洲、そこからゆりかもめ、という経路で行く。話題になっている新しい市場の横を通る。そのあたりから毒素が立ちのぼってくる気がする。いまの都市ガスは天然ガスなので、ガス中毒もなくなったのだが、昔は危険な石炭ガスを使用していた。酸素を制限して石炭を燃やすと、不完全燃焼して猛毒の一酸化炭素ができる。それを都市ガスとして使用していたのだ。一酸化炭素そのものも猛毒だが、不完全燃焼のおりにベンゼンができる。亀の甲羅のような形をした化学式で表される高分子のタイプの基本形で、毒性はほとんどないのだが、最近になって長時間さらされ続けると、危険性がわずかにあるということがわかった。そこで毎日働く労働者のことを考えれば、危険性をゼロにする必要がある。しかしベンゼンが多少あるからといって、そこで扱われる魚などが毒性を帯びるということではない。いまのマスコミは騒ぎすぎだ。このように危険性がゼロに近いようなことに大騒ぎをしていると、改革はできない。移転もできない。だから担当者は、情報を隠蔽していしまうのだ。そのいう情報隠蔽の体質があると、社会主義国などでは政治が腐敗することになる。自由主義ではマスコミが見張り番となって、問題提起してくれるのでありがたいのだが、今回のように騒ぎすぎると、大衆迎合のポピュリズムになる。原発事故の時に福島県産の農産物などに風評被害が広がった。確かに原発事故の場合、長期間放置しても有害性がなくならない放射性物質がまきちらされるので、危険性は高い。それに比べて、今回のベンゼンは、消費者にとってはまったく無害のものだ。マスコミの大騒ぎで混乱がさらに広がっていく。これで築地の跡地にできる道路の完成が遅れれば、オリンピックにも支障が出る。まあ、自分にとってはどうでもいいことだが。さて、本日は九月卒業と九月入学の学生のための式典だ。単位を落として半年後の卒業になる学生もいるのだが、主に留学生のための行事で、学生代表で挨拶する学生も、中国系の人。いつも感心するのだが、日本に来たばかりなのに、日本語がうまい。午前中の卒業式、午後の入学式のあと、大学方針の説明会というのもあって、丸一日の行事となった。ただアキ時間がたっぷりあったので、メモが進んだ。昨日に続いて、いくらでも書ける状態になっている。

09/16/金
本日は休み。小雨をついて散髪に行く。雨なのですいている。ここは1700円で、思いきり簡略化した散髪だ。あっという間に完了する。いつもボサボサの頭をしているわたしなので、この時間の短さはありがたい。夜、ようやく妻が帰ってきた。とても疲れている。妻は老いた両親が健在なので時々実家に帰る。親というものはありがたいものではあるのだが、長生きすると問題が生じる。わたしの両親はすでに他界している。そのことを、ありがたいと感じる自分がいる。それは自然なことだと思う。わたし自身も子孫のために、余分な長生きはしないようにしたい。

09/17/土
今週は週末も出勤だ。本日は彼岸会。大学関係者に縁のある人のための法要。そのあと精進料理を食べながら、故人を偲ぶ挨拶があるのだが、そこで涙ながらに語る人が多い。聞いているこちらもしんみりする。河出からメールが届く。編集会議では企画が通ったとのこと。まだ営業の会議があるので本決まりではないが、とにかく一歩前進した。すでにメモを書き始めているので、あとに引けない。大海に漕ぎ出したような状態だから、引き返すわけにはいかない。向こう岸に到達するまで前進するのみだ。

09/18/日
日曜だが出勤。有明キャンパスで大学院の入試。9時集合だが、責任者として待機しているだけで午前中はすることがない。資料を読む。受験生1名の試験答案を採点。それから面接。やることはそれだけ。わりと早く帰れたので、気分的に疲労感はないが、朝が早かったのでやや眠い。

09/19/月
授業はないが教授会・学科会があるので昼頃に大学へ。仕事がたまっている。ほぼ丸一日、大学の仕事をしていた。Footballは2週目に入った。密かに期待を抱いているジャイアンツは監督が代わった。昨シーズン、ディフェンスがビリで、大量得点を奪わなければ勝てなかったチームが、今年は低スコアで勝ちきって2連勝だ。スーパーボウルでディフェンスが勝ちきったプロンコスの試合で、ペイトン・マニングが自重して無理なパスを投げなかったところを見て、弟のイーライ・マニングが何かを学んだのかもしれない。

09/20/火
授業が始まった。小説の歴史を語る100人の必修科目。とにかくスタートした。夕方は文藝家協会で、出版社の協議会。出版業界の未来についてのレクチャーを受けた。週刊誌の利益で赤字の単行本を出してきた体質、同じく週刊誌の利益で事業を持続させてきた取次の姿勢が、すでに崩壊状態になっている。で、どうすればいいのか、というところまでは、見えてこない。長く続いてきた体質を急に変えるというのは難しいことだ。台風が近づいている。かなり濡れた。こんな雨は久し振りだ。思わず帰りの経路を考えてしまった。文藝家協会から帰る時は、麹町から有楽町線1駅先の市ヶ谷で都営新宿線に乗り換えて小川町なのだが、そこからはわずか数分とはいえ雨に濡れる。千代田線の新御茶ノ水からなら傘をささなくていい。そこで有楽町線で永田町、南北線で国会議事堂前、それから千代田線というのを考えたが、結局、市ヶ谷から総武線に乗ることにした。これだと御茶ノ水の駅から新御茶ノ水まで、走れば10秒ほどだが雨に濡れる。実際にそれだれの距離でもかなり濡れた。すごい雨だった。

09/21/水
大学。小説の歴史の2回目。昨日はまだ頭がクリアでなかったので手探りで話した感じだが、本日は調子が出てきた。短期決戦なのでとにかくがんばる。学部長会議。長い会議で疲れた。このところやや体調がよくない。雑用が多くて頭の中が混乱している。

09/22/木
大学。木曜日は2限から6限までぎっしり授業がある。1日に集中した方が他の曜日のスケジュールが楽になると思ったのだが、やってみるとかなり疲れる。それでも4学期になると、火曜と水曜の授業がなくなるので、あと8週間、何とかもちこたえたい。

09/23/金
大学はないが文藝家協会でオーファン勉強会。今回からこのメンバーで実証事業準備委員会をスタートすることになった。勉強会が提案した実証実験を、事業として実際に運用することになる。まだ正式決定ではないが、文化庁が支援してくれそうだ。まず書類を揃えて、次回の会合ではいよいよ実際の運営について最終的な詰めをすることになる。1年以上議論を重ねてきた。当初は机上の空論に見えたことが、実証実験のプランとなり、事業として動いていくことになった。小説だけ書いていたのではこういうことは体験できない。実際に事業を担当してくれるのは事務局なのだが、説明会などを開く必要があるだろう。

09/24/土
この週末は休み。先週は土・日とも大学の仕事があったので休みはありがたいが、大学の雑用を自宅で片づけることになる。朝から晩まで働いてもまだ全部終わらなかったが、残りはあとわずかだ。

09/25/日
本日も休みだが、大学の仕事の残りを片づけ、自分の原稿を2本書く。やれやれ、やっと終わった。まだ一つ、大学の仕事が残っているのだが、材料を研究室に置いてきたので、明日の仕事となる。とにかく忙しい。疲れがたまっている。

09/26/月
月曜は夕刻の会議だけだが、昼頃に研究室に入って雑用。まだ片付かず。

09/27/火
火曜は2限。2回目のレポートを受け取って、先週受け取った1回目と合わせて名簿に記入。驚くべきことに欠席者がほとんどいない。全員参加の必修授業なのだが、皆よくがんばっている。授業はこれ1つだけだが、雑用が山ほどある。大学院の予算申告が自分の担当。おそるおそる事務課に送ると、かなりの添削指導が入ったが、それで通過した。よかった。他にも山ほど雑用があったが、ついにすべて片付いた。自宅に帰って別の雑用。このところ雑用に忙殺されている。小説はいますぐにでもどんどん書いていける状態だが、まだ読んでいない資料もあるので、いまは力をためている。

09/28/水
3限の授業だけ。すぐに自宅に帰る。出だしのところが仕上がった。その先もメモがあるので、入力作業を進めたい。

09/29/木
毎週木曜日は長い一日。気晴らしにFootballのことを書こう。開幕2連勝のジャイアンツとスティーラーズが3戦目は負けた。まあ、プレーオフに向けて徐々にチームのレベルを上げていけばいいと思う。パンサーズが負けて2敗になったのは意外。プレーオフには進出するだろうが、もろさのあるチームだということが見えてきた。ペイトン・マニングがいなくなったブロンコスは3連勝。控えのQBもいなくなって、どうなるかと思ったのだが、まったくの新人QBでも勝てている。すごいチームだ。イーグルスの新人QBも大活躍で3連勝だ。そのイーグルスから放出されたQBががんばっているバイキングスと、エースQBのブレイディーが4試合の出場停止で控えQBも負傷退場したペイトリオッツがそれでも3連勝。あとはフラッコのいるレイブンズも3連勝。この段階でスーパーボウル出場チームを予想するのは難しいが、ブロンコス対イーグルスになれば、新人QB同士の対決になる。ブレイディーが復帰してからのペイトリオッツがどうなるか。シーホークスのウィルソンがどこまでがんばれるか。スティーラーズとジャイアンツには希望はないのか。49ナイナーズのキャパニックは復活しないのか。こういうことを考えるしかないのは、日本の野球に興味がもてないからだ。まあ、ひそかに日本ハムは応援している。横浜ベイスターズが日本シリーズに出ればおもしろくなる。さて、明日は日大文学賞の受賞式のあとで世田谷芸術アワードの選考会というダブルヘッダーだ。それで今週は終わる。ただし日曜日は入試で出勤だ。待機ではなく、面接がずらっと続くAO入試なので、たぶん疲れて帰って、自分の仕事はできないだろう。来週に期待をかけたい。

09/30/金
お昼に市ヶ谷私学会館アルカディア。日大文学賞受賞式。毎年恒例の行事でフランス料理のフルコースを食べる。料理だけ食べるわけにもいかないのでワインとビールを少し。料理がてきぱきと運ばれて早く終わったので時間があいた。自宅に帰ろうかと思って都営新宿線に乗ったのだが、小川町に着いたら向かいのホームに京王線に乗り入れる電車が来たので、それに乗って千歳烏山。駅近くのドトールで1時間ほどメモをとる。それから世田谷文学館。目標となるゴルフ練習場のネットが見えないので迷いそうになった。マンションの工事が始まっていた。その隣が世田谷文学館。こちにも工事が始まるとかで入口は閉鎖されていた。事前に案内されていたので裏の駐車場の守衛さんに職員を呼び出してもらって、複雑な経路で事務室に案内される。館長の菅野昭生さん、青野聰さんと、世田谷芸術アワードの選考。しばらく雑談してから、帰りは芦花公園駅。6時には自宅に帰り着いた。「白村江の闘い」の出だしの続きを打ち込む。まだピッチを上げない。無理をすることはない。



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