プロローグ  ある日、知り合いのGクン(仮名)から「ウチの原付、もう乗ること無いからいらないか?」と話しを持ちかけられました。詳しく聞いてみると、どうやらその原付はライブDioZXであり、しかもアルミホイルのついた高年式モデルらしいのです。
 「ほう!こりゃまたとない、いいお話だ!」とばかりに僕はそのお話をお受けしたのであります。

そして、やってきた!
 その数日後トラックで先方のお宅に行き、ご対面!
「おお!キレイにしてるねー」
 新車から乗り出して、9700キロ以上という走行距離にもかかわらず予想外にキレイに保たれているこのZXに僕はケンゲキ〜!、過去3年間は動いていないという事でしたが、まず問題なさそうです。代金をお支払いして、僕はウキウキで帰ってきました。
修理!  翌朝、荷台から降ろして様子を見ます。とりあえずセルがまわらないのは当然として、キックスタートで始動を試みましたが、いっこうにかかりません。あれれ??

 とりあえずバッテリーを外して、充電を開始。メットインBOXからカンタンにバッテリーをチェックできる便利さは、かな〜りGooD!イイデスネ〜
 エアクリーナーにプラグ、燃料、ちょこちょこ調べてみるも特に悪そうな所は見あたりません。うーん、なんだろな・・そういえば、3年モノの燃料って大丈夫だっけ!?
ウ〜ン、ガソリンかなあ・・
 早速、キャブを外して分解・清掃を開始します。酷いモノは水とオイルの混合物が溜まっていたり、白や茶色のサビが蔓延してたりもするのですが、コレは至ってキレイ!!きっと前の持ち主の管理がよかったのでしょうね。

 キャブクリーナーで周囲に付着したホコリ+オイルのスラッジを大まかに溶かし取り、灯油でジャブジャブ手荒いしてからウエスで拭きます。
 また、キャブには小さな穴が何カ所か開いていて、どれもエンヂンを動かすために必要な機能に関係しています。これらもキャブクリーナーで掃除掃除!
エンヂン、始動!  キャブの掃除が完了して、バッテリーもひとまず元通りに組み付け。あとは燃料と・・それから空気の抜けてるタイヤに空気を入れなくては。僕は近所のガソリンスタンドまで押していき、燃料と空気を補充してやりました。

 全部入れ終わったところで、イチかバチかセルモーターを回してみました。バッテリーも充電したし、大丈夫ハズ!
「きゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅ・・・・・・・・・・・・・パラン、パララララララ」
 おお!かかったかかった、あっさりと!!

 走ってみても、全然悪いところがなどころか、ちゃーんとリミッター速度まで出るじゃないですか!それも、いい加速してるっ(^o^)。こりゃー、やはり上モノだあ!つくづく管理が良かったんだろうなあ。

お出かけぢゃ〜ん
 調子に乗った僕は、なおったばかりの「ぜっくすクン」に乗り、一宮の友人の所まで遊びに行くことにしました。いつもは幹線道路をいっちょくせんに走っていくのですが、今日はフラフラと小さな道を辿りながら行きます。

 今日は天気が良くて湿気も少なく、かなりの上天気!気分いいッス。
 ふと、途中のくたびれた小さなお店が目に止まりました。店先には古い中古車らしき原付が何台かゴロゴロしてます。お店の中にはだれもいないみたい。

 なんだか自分のぜっくすクンと、このお店の対比が面白そうだったので記念撮影。

 そういえばこのお店で、変わったモノを見かけました。うーん、レトロなんつー軟弱なモノじゃありませんよ。古い。マジで古い。そろそろトヨタ博物館にでも入れてほしいくらいのシロモノ?(←言い過ぎか・・)
 巷じゃ、超古いハーレーだのビンテージのカフェレーサーだのと流行った事もありましたが、どっこいこれぞ”Made in Japan style!?!?”

 そんなこんなで、1日フラフラと過ごしてしまいましたとさ。あ、因みにコレ(→)は、ウチの近所の「清洲城」です。新幹線に乗って、名古屋から西に向かうこと数分。線路北側に見えるお城です。

でわでわ、また〜\(^o^)