シルビアさんのDio!

みんなでシルビアさんのマシンをお手本にしよう!
 少し前、シルビアさんという方からメールをいただきました。ちょっとした事だったんですが、同じリードエンジンを使っていらっしゃるとのことで仲良く情報交換しましょう、ということになりました。
 でもこの方、僕なんかより全然凄いんです!以前からジョルノにリードエンジンを載せて改造していた方なのですが(このとき雑誌の個別取材も受けていらっしゃったんですね!)ちょっとベースエンジンが少数派ということもあるので、僕やシルビアさんだけでなく、よりいっそうのリードエンジンユーザー同士の交流をできればと思い、4月14日のmayakoの部屋ファミリーOFFにてマシンを取材させていただいてきました!

そうそう、このマシンの製作記事が、MOON!MOTORSさんのページに載っています!
コチラでーす!


これがそのマシンだ!

4/14時点でのspec
(mayakoの部屋より)

車体:AF28
【1991年式
 /スーパーディオSR】

エンジン:HF05E
【リード90】

排気量:107.3cc

SS1/32計測結果
3秒79(非公式)
3秒818(公式)


§見事なチャンバーですね〜。もちろんベリアルサービス製のワンオフです。そしてサイレンサーはなんとチタン製!このサイレンサーは、シルビアさんが素材屋から直接切り売りで買い付けたものをベリアルサービスに持ち込んだそうです。ベリアルの方も、焼けた色具合を出すのにいろいろと苦労があったとの事で。

 シリンダーは水冷ジャケットが設けられ、全水冷システムとなっています。そのため空冷用ファン及びシュラウドはありません。ボアも専用ピストンを使用しギリギリの大きさまで広げられ、もちろん燃焼室とあわせベリアルサービス謹製のポート加工済みです。(中が見たいゾ!)けどこれに飽き足らず、今度はスリーブ方式で更にギリギリのボア径と7ポートにチャレンジしてみたいと言ってました。

 また、リヤホイルにはリード100用を使っています。90のホイルに比べて多少オフセットが違うそうです。シルビアさんはエンジンハンガーにスペーサーを入れてその分オフセットさせてまっすぐにしています。

§鏡面とキャブが・・・う〜ん眩しい(笑)。キャブレターはPWKを採用しています。ファンネルも装備。リヤショックはオクムラショーワですね。310mmかな?

 因みにマニホールドは、少しでも短くする事とより大きなリードブロックを使うためにワンオフされています。もともとあったマニホールドを短くつなぎなおし、アルミを肉盛りして内側をリードブロックにあわせて削ったのだそうです。あまりに大きすぎてケースへの取り付け部分のボルトが入りにくくなってしまっているため、ボール型のヘキサゴンレンチが必要になっています。密かにPWKの上側のネジが蝶ネジになっているのは頻繁に開けるための措置かな???更に、今後34パイなんかにも挑戦してみようかって・・・

 あと・・・レーシングスタンドが採用されていますね。実はリード用のレーシングスタンドマウントというのはないんで、他の車種のものを改造して使っているそうです。このレーシングスタンドがあるだけで、セッテイングするときスゴク楽になるんですよお〜<まじで

§フォークはリード100

 フロントフォークはリード100用のものをステム打ち換えしていれています。また、ブレーキキャリパーはヤマンボです。そしてそこに組み合わされるフローテイングデイスクは・・・大きいなあ〜

 このサイズのデイスクは、幅の広いリード100のホイルを使うことで実現できたとの事です。うーんなるほどなあ。

 因みにタイヤサイズは2.25-10と思われます。また、フォーク自体もストロークを殺して短くしたドラッグレース用の足回りとなっています。

§計器はデジタル!

 メーターパネルにはキタコのデジタルマルチメーターが入っていますね。回転数と速度をスマートに表示できるスグレモノです。燃料メーターが見えないようになっているのはなぜかというと・・・

 右側に装備してあるのは水温計ですね。あと・・・スロットルボデーも金属製の大型のものが使われていますね〜。因みにスロットルワイヤーは、キタコ製は短くてダメなので、ワンオフでつくってもらったそうです。キャブレター側の端も折れてしまうためにちょっと特殊なものを使っています。

 ラジエーターは何用か聞いていないんですが、極端に大きなものではなさそうです。なんのだろう??? あと、下側がスケスケなんですが・・・これは大きくなったFフォークをおさめるためにインナーを切ってしまっているからだそうです。


§ここに燃料タンクがあるんです!

 このタンクは、アルミ製です!。Dioのメットンスペースにあわせてステーも溶接されていますね〜。

 燃料タンクからキャブへは全くの自由落下とし、そのぶんクランクケースの燃料ポンプ駆動用配管をなくして一次圧縮を上げているそうです。やっぱこうしたほうがいいのか〜!!!
§エンジンハンガー

 エンジンハンガーはジョルノのものを加工して使用しているそうです。
 あと、車体側はセンタースタンドのマウント部分がエンジンに干渉するため切り取っています。またセルモーターやオイルポンプも使用不可能のようですね。

このマシンまじで速いデスヨー!!!!!!
ベリアルワークス以外で、ヤマハの90ベースや100ベースに対等のタイムの出せるマシンて、他にそうないですからねえ〜

いやまじ、3秒79って、速すぎッス〜

シルビアさんこれからもガンバッテくださいね!
 (^o^)/