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SINCE2000
トルクカム【セカンダリスライディングシーブ】
トルクカムとは、キックダウン（再加速時や登り坂などでギヤを落とす事）をＶマチックに持たせる機能を司ると同時に、変速中スケジュールの決め手になる重要部品である。実際には、ここに刻まれた溝によってセカンダリ側（クラッチのある所）のプーリの開きを制御している。
一般的には途中で折れた”く”の字形の溝が入っているが、車種によって溝の角度と折れかたが変化しているのである。これは、車種毎の走行フィーリングの設定であるとか、燃費を考慮した回転数設定、少ない馬力を生かすためのアレンジがあるためと考えられる。
report e.asano
２７Ｖ−１７６７０−００：採用車種
'83ＪＯＧ(4.5ps)、ＥＸＣＥＬ、ＣＨＡＭＰ等
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２４Ｇ−１７６７０−００：採用車種
'86ＪＯＧ(5.3ps)等
溝が比較的寝ており、折れが少ない。この時代の物は少ない馬力を如何にを生かすかを重視されているという。
３ＡＡ−１７６７０−００：採用車種
'89ＪＯＧ(6.8ps)、'88ＢＷ's、ＺU等
溝が比較的立っており、折れも少ない。３０km/hからの加速を重視した物とされている。ＺＲ（’95ｰ97)等に採用されている３ＷＧタイプはこの同等品。
３ＦＣ−１７６７０−００：採用車種
'91ＪＯＧ-Ｚ(7ps)、グランドアクシス、'00ＪＯＧ等
前半の溝が比較的寝ており、折れが大きく後半から立つような格好。０ー３０km/hまでの加速を重視した物とされている。最近の触媒取付車種などにも採用が見られる。
３ＷＧ−１７６７０−００：採用車種
'95ＪＯＧ-ＺＲ、ＪＯＧsport90、アクシス９０等
３ＡＡ同等品。元々は９０シリーズ用だったと思われる。何故ＺＲに採用されたかは不明。