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【四万十川へ(宿毛、中村)】

 フェリー「しまんと」は定刻通り午前8時に宿毛港へ到着。

 旅は道連れ、世は情け。先ほど同室だった年輩の男性に、宿毛駅までタクシーに便乗させて頂きます。雨も降っていたし、港から駅までそこそこの距離あったので、非常に助かりました。
 宿毛駅より特急「南風10号」で土佐くろしお鉄道中村駅に向かいます。

土佐くろしお鉄道/宿毛駅土佐くろしお鉄道宿毛駅

 特急「南風10号」は3両編成(中村駅でもう何両か増やされるらしい)土佐くろしお鉄道、土讃線を高知、阿波池田、宇多津と抜け、瀬戸大橋を経て岡山へ向かう特急です。
 宿毛から乗る客は意外と多かったです。満席にはならなかったものの、自由席は7割ほど埋まっているみたいでした。

 車内でタクシーに便乗させて頂いた方といろいろと話します。その方は太平洋戦争の零戦のパイロットの集会(同期会)が高知であるらしく、それに行く途中だと言うことでした。
 大戦当時の話や、特攻隊で亡くなられた隊長さんの遺書の写しなどを見せて頂いて、わずがではありますが非常に有意義な時間を過ごさせて頂きました。
 私は四万十川を見る為に中村で降りなければならなかったので、そこでその方とは握手して別れました。こういう事があるのも一人旅の醍醐味だと思います。


土佐くろしお鉄道/中村駅土佐くろしお鉄道中村駅


 さて、9時30分、中村駅に降りた私は徒歩で四万十川へ向かいます。予定ではここでレンタサイクルを借りるつもりでしたけど、小雨が降っていたので諦めました。
 20分街中を歩いてやっとの事で四万十川にかかる鉄橋に到着。

四万十川の看板by国土交通省
▲やっと四万十川に到着

 川幅が広く、ゆったりと流れる四万十川を橋を歩いて渡りながら見渡します。遠くには観光用の屋形船が浮かんでいるのが見ます。
 本来なら川沿いに散策するのもいいかとは思いましたが、雨が降っている上に駅から思ったより距離があった事もあって、橋を往復すると中村駅へ戻ります。ここで軽くスナック菓子とジュースで朝食(汗)です。

四万十川の流れ1


四万十川の流れ2
▲日本最後の清流、四万十川

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