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 『フォトショップとタブレット』 1998年4月19日

 
 ゆうなぎはPhotoShopとタブレットを買ってちょっと金銭的にきつい状態なのです。
 でも最近気づいた事が一つ。私は昔、「ツールがない」「機材がない」と言ってCGを描けない理由にしていました。
 でも、これは本当の理由じゃなっかたように思えます。

 機材やツールが無かったら買えばいいわけですし、買うお金がなければゲーム購入や無駄遣いを止めて我慢すればいいわけです。
 ベテランのCG作家さんたちも、(正当な方法で入手してるならば)それだけのお金を使ってツールをそろえている訳だし、自分だけ「手に入らない」と勝手な理由付けて逃げていたような気がします。

 何かをするためには何かをあきらめなくてはならない。大切なのはどちらが自分にとって大事なのかということです。
 私の考えは「CGを描きたいが、そのためにお金を使うのは嫌だ」という身勝手な考えがあったと思います。

 そういう気持ちを自覚する前に「ツールが無いからCG描けない」という考えで私の思考は停止していて「じゃあなぜツールを持っていないのか」という所まで考えが行かなかった。と、いうより考えたくなかったのかもしれない。
 人間は問題にぶつかると、何か理由をつけて問題から逃げようとします。「私はダメだ」「才能がない」「知識がない」「時間がない」など、そこで思考が止まってしまって、「ではどうすればいいのか」という考えに行き着かずあきらめてしまう。

 それがいかにも正当な理由であるかのように思いこみ、いつまでたっても問題から逃げ続ける。
 知らず知らずのうちにこんな逃げ方を私は身につけてしまっている事に、最近やっと気が付きました。だからCGについてもできる限りの事はしよう、「CGが描けない理由」をひとつひとつ切り崩していこう、そう思ったのでした。