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 『はじめましてのご挨拶〜ホームページ開設〜』 1997年9月28日


 こんにちは。ゆうなぎゆうなです。
 いよいよ開設しましたゆうなぎゆうなの電脳工房、名のないシロート絵描き(物書き)が見切り発車で始めたホームページですが、私なりに頑張っていきたいと思うので、どうか見捨てないでね。
 さて、ゆうなぎはこのホームページで何がしたいのか?という事を少し描いていきたいと思います。

 私は今まで好きで細々とイラストや小説などを書いてきたのですが、これらの創作活動は徐々に私にとってアイデンティティーとなりつつあるように感じます。
 しかし、実際の活動では失敗ばかりで、事実、作品を公表した事は少ししかありません。雑誌等へのイラストの投稿活動は少しながらおこなっていましたが、それでは満足できませんでした。

 投稿というやり方は一方通行で、載ってもボツになっても結果がでたらそれで終わり。実際の見た側からの意見はこちらには届きません。過去、同人誌関連の活動も何回か挑戦してはみたものの、無駄な努力にいつも終わりました。

 20代も半ばになってきて今までの活動ではたしていいのか?と強く思うようになってきて、去年の冬はその事ばかり考えていました。

 そして年末になり、自分自身恒例になっている年忘れドライブで夜中に、大分の別府湾サービスエリアの下で、別府の夜景を見ながら1時間ほどずっと考えていました。その時に思いついたのです。せっかくパソコンがあるんだから、この際思い切ってインターネットを引いてホームページで作品を発表してみようと。

 その時はインターネットに関する知識は皆無。ホームページなんて自分で作れるかどうかすら解りませんでした。CGを描く環境もそろってないところからの出発。あれから約10ヶ月、なんとか開設に漕ぎ着けました。

 私はこのホームページに期待するものは、このページを通して多くの人にゆうなぎゆうなという一人のアマチュアクリエイターの存在を知ってもらう事と、自分自身の創作活動やその他の活動舞台として、クリエイターとしての存在意義の維持、および技術向上です。

 それに、私にはあまり趣味の友達というのがいません。自分が自分らしく生きるためには趣味の活動というのは大切だと私は考えています。ただ、会社に行って帰ってビール飲んでTV見て寝るなんて生活で一生を終えるなんてことはしたくないのです。趣味を越えた友達というのも大切ですが、趣味の合う友達も作りたい。そう、このホームページで多くの人との出会いも見つけていきたいと思っています。

 昔の自分を振り返ると、いつも何かに怯え、無気力で、友達や親の考えを押しつけられても反感を覚えながらも従っていた気がします。自分が本当は何がやりたいのか?なにが好きなのか?どう感じてるのか?をすごく押さえつけられていたように思えてなりません。

 私は高校時代という素晴らしい時間を私は無気力と絶望の中で暮らしました。周りに教えられた道を歩み、周りの期待に答えられなくなったとき私は完全に自分の存在の意味を無くしていました。多くの嫌な事が続き、私はそれに耐えられませんでした。

 自分で道を探そうとせず、何もかもが憎くてたまりませんでした。やけになって登校拒否をおこして昼間は家に夜は外に出歩く日々が続きました。

 暖かい先生たちのおかげて無事、高校は卒業できたのですが、今にして思えばもっと自分の考えをしっかりもっていれば、もうすこし自分に自信があれば、もっと素晴らしい高校生活を送れたんじゃないかと思います。

 今だって自分の仕事や環境に満足いっているわけじゃありませんが、これからの人生、自分が力の及ぶ範囲、自分の判断と責任で未来を切り開いて行こうと思っているのです。

 何が大切で何がいらないのか、自分らしさを得るためになにを捨てるのか。 私はたとえ少しであっても、たとえ他人から偽りだと言われる事があろうとも自分が正しいと思った道を歩みたいし、自分だけでなく自分の周りや世の中が少しでも良い方向に変わるよう、努力していくつもりです。

 よくネガティブな友達なんかが「この世はつまらん世界だ」などと言って私も同感に思ってましたけど、自分自身もそのつまらん世の中の一部である事に気がついた時、これではいけない。「この世はつまらん」という人間がそのつまらない世の中の一部になってはなんの意味もないと考えるようになりました。

 そう、世の中をつまらなくしてるのは自分自身なのだ。だから私はいくら他人から偽善だといわれようが、うるさい奴だと思われようが、いいかげんな事はしたくないし、守るべきルールは守らなければならないと思ってます。

 「つまらない世界」を「素晴らしい世界」に変えるために、自分自身から変わっていかなくてはならないと常々考えています。

 はっきり言ってこのホームページは不安や失敗の恐怖の固まりみたいなものです。この先、どう展開してゆくか解りません。誤字や表現のミスなどもあるでしょう。でも、とにかくやってみないことにはそこから前進はあり得ない。失敗から学ぶのも大切だと思うし、もし目的まで行くのに、失敗を通らなければいけないとしたら、失敗は前進ではないでしょうか?

 私はイラスト投稿をしていて、何度自分の無力さに涙した事でしょうか。正直な話。掲載されたのは2割ぐらい5枚送って1枚のればいいほうでした。自信を持って出したのが載らなかった時のショックは大きかった。でもこの失敗がなければ、私のイラストに今のクオリティーはなかったでしょう。そこで反省し、自分なりに原因を検討したからこそ今の自分がいるように思えます。

 私がこのホームページで何を得て何をしてゆくのか、まだ具体的にはわかりませんが、今後ともこのホームページ共々、ゆうなぎゆうなをよろしくお願いいたします。ちょっと真面目な話しでごめんなさい。次回からはもっと楽しい話題を書こうと思ってます。