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『鹿児島旅行レポート』 2001年1月28日



 1月27日〜28日に一泊二日で鹿児島へ旅行に行って来ました。
 当初、友達と行く予定でしたが、その友達が仕事の都合で行けなくなり、ホテルをキャンセルするのももったいないので、変わりにウチの両親と行くことになりました。

 土曜日午前7時30分。
 多少片頭痛が気になるものの、なんとか出発。
 田川、椎田道路を経由して宇佐へ。
 宇佐別府道路に乗り大分を目指します。しかし、速見〜別府間が雪のため通行止め。
 強制的に一般道へ。ここで多少時間をロスしてしまいました。

 正直に10号に迂回すればいいものを、強引に県道を突っ切り、くねくね山道を通りながら別府インターへ。
 そこから再び高速に乗り、大分市の米良インターで降りました。
 国道10号線を犬飼で326号へ移行。北川町までショートカットします。

 途中、けんか唄で有名な”宇目”の道の駅で昼食。珍しいという事で猪ラーメンを注文。チャーシューが猪肉である事以外は普通のラーメンって感じでした。

 10号を延岡、日向と南下し、夏にボディーボードをする為に来る金ヶ崎に少し立ち寄って、一路宮崎を目指します。
 宮崎市ではシーガイアを横目に、一ツ葉道路を経由して青島へ。

 堀切峠からの鬼の洗濯岩等の絶景を眺めつつ、最初の目的地、サンメッセ日南へ到着。すでに時間は午後3時半。入場料一人700円を払い、とりあえずモアイ像へ。写真を撮りモアイ像に触れました。(触ったのは左から三番目(笑)←分かる人だけ笑って下さい)

 他にいろいろな彫刻や遊ぶ所もあったのですが、時間がないなどの都合で早々に発ちました。


サンメッセ日南のモアイ像
イースター島の長老会から特別許可を受けて復元されたものらしい


 次は鵜戸神宮。サンメッセから10分ほどの所にあります。
 駐車場から、歩行者用のトンネルを抜け、参道を10分ほど歩くと、断崖絶壁の洞窟の中に神社がりました。大きな社が洞窟の中にあるというのは、なかなかめずらしい光景です。
 また、景色もいい。参拝料も無料なのでけっこうポイントの高いスポットでした。


こんな人道トンネルを通って
10分ほど歩く



崖っぷちに建つ鵜戸神宮


 ここを回った時点で4時半過ぎていたので、都井岬は泣く泣く諦め、一路、宮崎に引き返して、宮崎道で今夜の宿がある霧島高原へ。

 夕闇にうっすらと浮かぶ、ひときわ高い韓国岳と高千穂峰(山頂付近には雪が残っていた)を横目に見ながら国道223を走ります。
 そして霧島神社前で山道へ入る。
 走り難い細いくねくね道、しかも夜で小雨が降っていました。
 この道で合っているか不安になりながらも、無事今夜泊まる「霧島ハイツ」にたどり着きました。

 高千穂峰の麓にあるこの宿泊施設。安い(一泊九千円弱(2食付き))割に料理もそこそこいいのが出るし、施設、サービス共に文句ないなかなかのお宿。

 温泉は、お湯の中に湯の花が舞っていていい味だしてました。大浴場は広く、設備も整っているし、露天風呂も、霧島はもちろん、鹿児島空港や、鹿児島湾まで見渡せてよかったですよ。

 私が温泉に入る頃は、雨はあがり晴れ間が広がり星が見えだしてました。
 鹿児島の夜景やオリオン座を見ながら露天風呂を堪能。
 他の宿泊客は露天の存在に気付かないのか、誰も入ってこないので、上がるまで貸し切り状態だったです。

 夜は枕が違うせいか、なかなか寝付けず、起きてロビーに行き、眠くなるまで手帳片手にぼけーと考え事をしてました。

 翌日、6時半に起床。とにもかくにも朝風呂(笑)
 昨日一日私を苦しめた片頭痛は治り気分壮快。
 明けていく空を見ながらの露天風呂っていうのもオツなものですよ〜。
 そして眼下には、所々に雲海が……。なんかラッキーだったです。


▲所々に雲海が見えるのが分かるでしょうか?




▲雪を被る韓国岳


 食事をして8時半に出発。鹿児島を目指します。
 鹿児島空港から高速に乗り、桜島サービスエリアでお土産を買いつつ、鹿児島インターで降りて市内に入る。
 とりあえず、西郷さんの銅像は見ておかねばと、探しまわって、なんとかたどり着きました。その後、照国神社に行き、鹿児島港からフェリーで桜島へ渡ります。


これぞ鹿児島市の西郷隆盛の銅像
私は西郷さんの銅像っていうと犬を連れているヤツを思い浮かべたのだが
それは東京上野にあるそうだ。
こっちの西郷さんは正直ちょっと顔が怖い(笑)

 モクモクと噴煙を上げる桜島は、さすがに鹿児島のシンボルだけあって迫力ありましたね。
 フェリーから降りた直後、風でダッシュボードに置いてあったサングラスが車の窓から外へ飛んでいくというハプニング(笑)がありつつ(ああ、お気に入りのサングラスにキズがぼっこし……)湯之平展望台へ向かいました。

 桜島に数ある展望台のうちで一番高いところにある所なので、かなり迫力ある景色が見えたんですけど、なんとなく桜島は遠くから見た方が綺麗だと思いました。
 頂上付近だけ見ると、なんか阿蘇山とあまり変わらないじゃん(爆)

 本来なら指宿方面へ行く予定だったんですけど、桜島まで渡ってしまったので、そのまま大隅半島を南下して佐多岬を見て、根占からフェリーで指宿に渡るコースに変更。

 一路桜島から垂水市へ。途中にある溶岩道路。
 溶岩が流れた後のゴツゴツした岩がずっと続いている様は異様な光景でした。
 避難豪があったりして、桜島の住民は常に噴火の危険と隣合わせで生活している事を実感させられましたね。




噴煙をあげる桜島

湯之平展望台から見た桜島
噴火していない北側の峰は雨に削られてか、ギザギザの山肌を見せている。噴火している南岳は緩やかであるのとは対照的。
この形状はなんとなく阿蘇山に似ている気がする。

 延々と大隅半島を南下。目指すは本土(九州)最南端佐多岬。
 途中、またまた道の駅(根占だったかな?)で食事。ここのお手製ハンバーグ定食は凄く美味しかったし、なにより安くてグッド(550円)

 途中、悪いニュース。
 指宿行きのフェリーが1/22〜30日まで運行していないとの看板。残念ながら指宿の開聞岳(薩摩富士)は対岸(?)から拝むだけで我慢するしかない(涙)

 なにはともあれ,ここまで南の下がってくるとさすがに暖かかったですね。外に出る時もコート不要だっだし、車の暖房もほとんど入れませんでした。

 いよいよ佐多岬。
 結論から言うと、正直1度行けば十分と思いました(爆)

 まず、佐多岬入り口に着くまでが長い。結局桜島から2〜3時間かかったと思います。そして佐多岬へ行くには1000円払って有料道路を使わなくてはいけません(迂回路なし)
 地図で見れば、たいした事ないのですが、実際はくねくね延々と続く山道。運転でくたくたになりながらも、やっとの事で駐車場に到着。しかし、ここでまた1人100円入場料を取られる(”岬”で入場料取られたの初めてだよ……)

 鵜戸神宮を彷彿とさせる人道トンネルを抜けると、その先は舗装の悪い遊歩道。(というよりコンクリで固められた獣道(汗))
 15〜20分くらい、上り下りの激しい遊歩道を歩かされた先に、やっとの事で佐多岬に到着です。
 確かに景色としては断崖絶壁で、太平洋、鹿児島湾、開聞岳と見渡せて見ごたえはあるけど、ここまで金払って、時間かけて、キツイ思いして来る価値はどうかと……。

 話のタネに1度だけなら価値はあるかもしれません。
 あるいは日本の最南端っていうなら、まだ苦労のしがいもあるんですけどね。
 けどもう二度と来ないだろうなぁ。なんかちょっと騙された感じがしました。金取るならもっとちゃんとしろー!!ってね。

 
(左)またまた入り口に人道トンネル。鵜戸神宮と違うのは入り口で金取られる事
(右)佐多岬から鹿児島湾方面を望む。うっすら見えているのが薩摩富士で有名な開聞岳。

 
苦労して撮ったこの佐多岬の写真を見てちょー(笑)


 そういう訳で、時間をかなりロスしたからそのまま帰る事に。
 風は強かったですが、観光している間は晴れていた天気。帰るころになると雲行きが怪しくなってきました。今回の旅行はある意味、天候に恵まれましたね。

 来た道をひたすら戻り、桜島を通り越して、国分から九州道に。そこから一気にえびの、人吉、八代、熊本、鳥栖、筑後小郡と通過。雨の夜。しかも時折みぞれ混じり。神経をビンビンに研ぎらせて高速を走りました。
 なんとか無事、筑後小郡に到着。冷水有料を経て飯塚へ帰りました。

 帰路は午後5時半に鹿児島の国分を出て到着が9時15分と、4時間ほどしかかかりませんでした。やっぱ高速使うと早いですね〜。行きが8時間ほどかかったのに比べるとその差は凄いです。

 今回の旅行は、時間に追われて落ち着いて見れなかったので、将来、余裕を持ったプランを組んで、見れなかった所をゆっくり回ってみたいですね。

 まぁ、私にとって初めての鹿児島観光だったし、まずまず満足いく旅行になったと思います。