BREITLINGについて
(自己満足のページなので忙しい方は飛ばしてください。)
 
(写真を近日中にアップします)


 
男が時計を好きなのは、女が宝石が好きなのに似ているかもしれない。 

 BREITLINGとはブライトリングと読む、スイスの時計メーカーである。知らない人も多いだろう。1952年に、BREITLINGは計算尺を備えた世界初の航空ナビゲーション用のクロノグラフとしてに登場した。その後、多くの航空会社、空軍によってオフィシャルウオッチとして採用され現在に至っている。 
 日本でも岩城晃一や反町隆史などもプライベートやドラマのなかではめていたりするのを見かける。 
 しかし、ROLEXやOMEGAのように日本では有名ではないのでどちらかというと自己満足の時計といったほうがいいかもしれない。 それぐらい引きつけられる美しさを持っている(と思う)。 

 ぼくはこのブライトリングを2本所有している。 
  
 一本目はベトナムで買ったもの。ホーチミンには華僑が経営するアンティークショップがいくつかあり、時計などの貴金属をはじめとしていろいろなものを売っている。中には誰が買うんだろうと思うような品物まで置かれているから眺めているだけでもおもしろい。その多くはベトナム戦争が終わったとき、(資本主義、アメリカのバックアップのあった)南ベトナム政府の被保護者が国を離れる際に、華僑が手に入れたものだと店主は言っていた。恐るべし華僑。もちろんその後、価値のあるものは売り払われてしまい今残っているの中にはそんなにいいものは残っていない。 
  
 そこで見つけたのが二つ目(*1)のブライトリングだった。昔からあこがれていたので手巻きのゼンマイをまいて一応動くことを確認して買った。確か日本円で1万円くらいだったと思う。このブライトリング、ふと気がつくと止まってたりして、またしばらくすると動き出す。ぼくはこれを「時計が休んでいる」と言っていた。他にもストップウオッチをリセットすると秒針が12時のところから少しずれたところで止まったりする。でも、好きな時計のことだからそんな姿も好きなのである。 
 日本に帰ってからオーバーホールを兼ねて時計屋に修理に出すことにした。お店の人に見せたところ、「期間無制限、費用無制限であれば預かりますよ」ということだったのでお願いすることにした。結局、約3ヶ月、5万円ほどかかりました。高い?でも、もうBREITLINGにも部品がなくて、新規に数点の部品を作ってくれたというのだからそんなものでしょう。この「新規に部品を作った」というのに男は惹かれます。ばかですねぇー。 
 今は2本目のブライトリングにその席を譲り、机の引き出しの中で休んでいます。 
  

*1 : 普通の短針長針のほかに小さい針の30分計と秒針が3時と9時のところについているタイプのクロノグラフ
     
  2本目はシンガポールで買いました。こちらは新品です。CHRONOMATBLACKBIRDというモデルで、日本で買うと定価売りで高いのでシンガポール航空でトルコに行った帰り、日本の2/3の値段で買いました。 
 日本だと計算尺のついたナビタイマーNAVITIMERが有名だけど欧州では、CHRONOMATと呼ばれるモデルのほうが人気。CHRONOMATはイタリア空軍のエアロバティックス・チームとの共同開発によって作られたとにかくカッコイイ(と僕は思っている)時計である。ただし、ちょっと重い。なれればなんてことはないのだが、最初はこんなに重い時計はめていられるのかなぁーなんて思いました。 
  
  
 BREITLINGを買ってから、あたらしい時計を欲しいと思うことがありません。それくらい完成度の高く飽きのこない美しさを持った時計だとおもいます。 

  

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