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第64回東京優駿(G1) 6月1日

東京11レース 芝 2400m 

枠番 馬番 馬名 重量 騎手 予想
1 1 シルクライトニング 57 安田富
1 2 セイリューオー 57 蝦名正
2 3 ゴッドスピード 57 石橋
2 4 ショウナンナンバー 57 河内
3 5 シルクジャスティス 57 藤田
3 6 エアガッツ 57 横山典
4 7 エリモダンディー 57 河北
4 8 サイレンススズカ 57 上村
5 9 ビッグサンデー 57 南井
5 10 マイネルマックス 57 佐藤哲
6 11 スリーファイト 57 小野
6 12 ランニングゲイル 57 武 豊
7 13 フジヤマビザン 57 村本
7 14 マチカネフクキタル 57 柴田善
7 15 メジロブライト 57 松永幹
8 16 ティエムトップダン 57 和田
8 17 トキオエクセレント 57 吉田
8 18 サニーブライアン 57 大西

ダービーが6月に行われるのには、なにか少し違和感がある。4歳最高峰のレースというわりには、1年を半年以上残しているのに、この時期に4歳最強馬を決めるのはつじつまがあわない様な気がする。しかし5月に行うから妙に納得できるものがあった。

今年のダービーは横並びという評判である。オークスのように強烈なライバル関係にある馬も目立たない。一応ステップレースを良い成績をあげてきた馬ばかりなのに、これといって強そうなのがいない。強さだけでなく個性的な馬もいない。若き天才がいなければ、無鉄砲な荒くれもいない。馬にとって4歳の今ごろは人間でいえば18歳位と聞いたことがあるが、若い奴等のパワー不足は人間も馬も同じなのか。小さくまとまってもつまらない。

メジロブライトが人気になるのも仕方が無いかもしれない。これといって減点ポイントをもっていないからだろう。キャリア的にも距離的にもこの馬が勝つとすれば順当をいえるが、道中外を回ってこなければならないのは先週のドーベルと同じで、ハイペースになれば確かに強いかもしれない。

ブライトが追うほうなら、文字どおり逃げるしかない皐月賞馬サニーブライアンはどうだろう。展開に恵まれた勝利といわれてはいるが、それだけの馬なのであろうか。単独で逃げた時には皐月賞の再現の予感もするが、今回はそうやすやすとは逃がしてくれないだろう。大西がどう乗るかに注目したいが、血統的な裏付けがあるだけに、スローに落ちた展開があれば単騎の逃げでなくとも勝負には持ち込める可能性は十分だ。これといって差し引く材料がないが、今回が真価を問われるレースとなる。

ランニングゲイルは皐月賞の後に1度使っているのが気に入らないが、この時の終いの脚は凄かった。上がり34秒だったがこの追い込みを存分に発揮できる展開があれば勝期は十分だが、問題はいつ動くかだけ。皐月賞では動けなかった。前走は遅すぎた。馬体重も気になるところだ。夏の間に運が変わるか、菊花賞か。

狙ってみたいのはフジヤマビザンだが、決め手が甘いだけに連下まで。シルクジャスティスは前走がピークか、さらに上積みがあるかがポイントだが馬体重を見て判断したい。455L前後であればかなり期待ができる。

そしてもう一頭のシルク、シルクライトニングが本命。皐月賞2着馬が今度こそ勝つ。2着が多いのが気になるが、馬各々をみていても代り映えがしないし騎手も同じ様なものだが、そんななか安田富男の泥臭さは魅力である。全国の競馬場で重賞制覇は確かにこの騎手の性格をあらわしていて、不器用な男の偉大な記録だ。どんな展開にも対応可能な馬だけに、あとは安田の読み一つだ。けして強い勝ち方はしなだろうが、ちょっとの差でも勝ちは勝ちというような勝ち方が安田富男にはにあっているように思う。

あとはマイネルマックスにがんばって欲しい。走る気になればかなうものなどいないはずだ。

1-5 1-10 1-12 1-13 1-15 1-18

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