謎を秘めたピラミッド“熊山遺跡”をご案内致します(1/3)
 
 以前から一度出かけてみたいなぁ〜と思っていました“熊山遺跡”に出かけて来ましたので、画像を主体にご案内させて頂きます。

 わずか標高 508b程度の“熊山”なんですけど、前日の全国的な降雪で、この熊山にも残雪が多くて車で登りますのは大変でした。陽の当たらない箇所にはシッカリ残雪がありまして、恐る恐るの走行です(^-^;
 登山道には、先行車のタイヤの後がシッカリ残っておりますから、一層、怖さをそそります。
 
 どぅにか熊山頂上近くの駐車場に到着しました時にはホッとしましたが、下山時に想いを馳せますと少々憂鬱にもなってしまいます。

熊山遺跡(赤磐郡熊山町)
熊山山頂へはJR備前香登駅付近とJR熊山駅付近から自動車での走行が可能です。どちらからも山頂付近の駐車場まで10分あまり。ここから遺跡までは徒歩10分足らずです。中段に見える穴が「龕(がん)」と呼ばれています。        
  
永い歴史を感じさせます謎を秘めたピラミッド“熊山遺跡”

 岡山県指定の吉井川中流自然公園の中にある標高 508bの熊山。このあたりは古代吉備国の東端に位置していて、「中央から離れた場所=かたすみ」という意味の「隈(くま)」の山が、その語源だと言われています。

 奈良時代には、この辺り一帯が、吉備国の山岳仏教のメッカとして栄えていましたそうで、中腹や麓には今も由緒ある寺社建造物が多く、霊山と呼ぶにふさわしい地だったようです。
 その山頂に、「日本のピラミッド」とも呼ばれていますこの熊山遺跡が存在します。

 中段の四方には「龕(がん)」と呼ばれる穴が開けられ、最上段には縦穴があり、陶製の筒型容器や三彩の小壺、巻物などが納められていたとの事です。

 が、誰が、何の目的で建造しましたかは未だ謎のままのようですよ(^-^)

 一説には、この山頂付近がかって鑑真が開いたと伝えられる霊山寺があった場所であることから、鑑真が授戒を行うために築いた「戒壇」だとも言われていますようです。

 ですから、この熊山遺跡が「熊山戒壇」とも呼ばれているのでしょうねぇ〜

  

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