重要文化財“磐台寺観音堂(阿伏兎観音)”をご案内致します<2/2>
  
磐台寺観音堂(阿伏兎観音とも言う)

 阿伏兎観音の創始は、寛和年間(985)と伝えられる。

 本尊は、石仏十一面観音で花山天皇の祈願仏として知られている。以来、今日まで千年余りも航海安全の祈願所として、また子授け観音安産の守護として人々の厚い信仰に支えられて来ている。

 観音堂は元亀年中(1570)毛利輝元が再建。
 寛永寛文年間に福山城主水野、阿部公などの修補によって現在に至っている。

 朝鮮通信吏、宗希環は、その紀行文(1420)の中で自然と調和した様子をたたえ、幕末の浮世絵師、歌川広重は六十余州名所図絵の中でその絶景な様を描いている。

 透明な海の輝きと荒々しい岩肌に不思議に調和した朱塗りの観音堂は、切手の図柄にも取り上げられており、瀬戸内の中でも特に素晴らしい景観として広く知られている。

磐台寺本堂(重要文化財)
備後西国三番札所    
初観音         1月18日夜
夏祭り(四万八千日)   8月9日夜
灯ろう流し       同夜
  
〒720-0312 広島県沼隈郡阿伏兎
瀬戸内海国立公園特別地域 名勝 鞆公園阿伏兎
  

  

  

 

 

 

  
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