あの町この町


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 遊びに夢中になって、ふと気付けば夕暮れどき。「もう帰らなきゃ……」。そんな経験は誰にでもあるはず。
 子どものちょっと切ない心の内を素朴に表現した作品で、野口雨情(1882〜1945)、中山晋平(1887〜1952)コンビによる代表作の一つとされる。

あの町この町
作詞 野口雨情
作曲 中山晋平
1.あの町この町 日が暮れる
  日が暮れる
  今きたこの道 帰りゃんせ
  帰りゃんせ

2.おうちがだんだん 遠くなる
  遠くなる
  今きたこの道 帰りゃんせ
  帰りゃんせ

3.お空に夕べの 星が出る
  星が出る
  今きたこの道 帰りゃんせ
  帰りゃんせ
1924年(大正13年)


野口雨情が晩年を過ごし没した宇都宮市鶴田町には、「あの町この町」の歌碑がある。