Return to the List


冬の星座
訳詞 堀内敬三
作曲 W.S.Hays
1.木枯らし途絶えて 冴ゆる空より
  地上に降りしく 奇しき光よ
  ものみな憩(いこ)える 静寂(しじま)の中に
  煌(きら)めき揺れつつ 星座は巡る
 
2.ほのぼの明かりて 流るる銀河
  オリオン舞い立ち すばるはさざめく
  無窮(むきゅう)を指さす 北斗の針と
  煌めき揺れつつ 星座は巡る  
1947年(昭和22年)

 メロディー自体は「他郷の月」(詞 中村静香)という歌詞(とくと悦こぶ父母の君・・・)で古くから歌われていたが、この歌詞は昭和22年4月から実施された6.3制のもとで刊行された新しい音楽教科書「中学音楽(一)」(昭和22年7月発行)で発表された。この教科書は文部省編纂による最後の教科書でもあった。
 なお、作曲者のW.S.Haysはアメリカ・ケンタッキー州出身、「故郷の廃家」などの作曲者としても知られている。