まっかな秋(薩摩忠詞/小林秀雄曲)は1963(昭和38)年10月、NHKの「たのしいうた」で放送されて、以来広く歌われている。薩摩忠は慶大仏文科を出て、シャンソンの作詞に素晴らしい才能を発揮。小林秀雄は、どんな難曲も初見でピアノを弾けるので”神さま”と呼ばれていた。
「まっかだな−」という歌い出しが印象的で、清少納言風に言うと、「赤きもの、ツタ、もみじ、夕日、からすうり、トンボの背中、夕焼け雲、ひがん花、たき火、お宮の鳥居、そしてまっかなほっぺたの君と僕・・・」と村里の秋を美しく歌っている。 (http://www2u.biglobe.ne.jp/~freude/Freude/F199911.htmによる。) 某県の2002年度保育士試験実施要領によると、音楽の実技試験の選択課題曲にこの歌が入っていたようです。(http://www5a.biglobe.ne.jp/~kosodate/sikenjouhou2002.htmによる。) |
作詞 薩 摩 忠 作曲 小 林 秀 雄 唄 ボニージャックス 1 まっかだな まっかだな つたの 葉っぱが まっかだな もみじの 葉っぱも まっかだな 沈(しず)む 夕日(ゆうひ)に てらされて まっかなほっぺたの 君と僕 まっかな 秋に かこまれて いる 2 まっかだな まっかだな からすうりって まっかだな とんぼのせなかも まっかだな 夕焼雲(ゆうやけぐも)を ゆびさして まっかな ぽっぺたの 君と僕 まっかな 秋に よびかけて いる 3 まっかだな まっかだな ひがん花って まっかだな 遠(とお)くの たき火も まっかだな お宮の 鳥居(とりい)を くぐりぬけ まっかな ぽっぺたの 君と僕 まっかな 秋を たずねて まわる
1963年(昭和38年)
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