Return to the List

早春賦

作詞 吉丸一昌
作曲 中田 章

1.春は名のみの	風の寒さや
  谷の鶯		歌は思えど
  時にあらずと	声も立てず
  時にあらずと	声も立てず

2.氷溶け去り	葦は角ぐむ
  さては時ぞと	思うあやにく
  今日も昨日も	雪の空
  今日も昨日も	雪の空

3.春と聞かねば	知らでありしを
  聞けば急かるる	胸の思いを
  いかにせよとの	この頃か
  いかにせよとの	この頃か
1913年(大正2年)