たこの歌


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たこ(凧)の歌
文部省唱歌
1.たこたこあがれ 風よくうけて
    雲まであがれ 天まであがれ

2.絵凧に字凧 どちらも負けず
  雲まであがれ 天まであがれ

3.あれあれさがる 引け引け糸を
  あれあれあがる 離すな糸を
1910年(明治43年)

 『たこのうた(凧の歌)』は、1910(明治43)年に『尋常小学読本唱歌』で発表された文部省唱歌。「えだこ」とは武者の顔などを描いた「絵凧」、「じだこ」とは「龍」など大きく字を書き入れた「字凧」のこと。
 凧は、平安時代の初めごろに日本に中国から伝来したとされ、中国では「紙鳶」や「紙老鴟」などと表記されていた。
 日本では、バランスをとるための長い足をつけていたことから、京の都では「いかのぼり」と呼ばれるようになった。  一方で、江戸ではこの「いかのぼり」を現在のように「たこ」と名づけていた。
 イカがタコになった経緯や時期は定かではないが、「西の都がイカなら東の江戸はタコだ」と子供っぽく対抗していたとしたら面白い。
【(http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/tako.htm)(http://www.d-score.com/ar/A02011402.html)などによる。】