作詞 不詳 作曲 不詳 |
1.汽車の窓から 手を握り 送ってくれた 人よりも ホームの影で 泣いていた 可愛いあの娘が 忘られぬ トコ ズンドコ ズンドコ 2.花は桜木 人は武士 語ってくれた 人よりも 港のすみで 泣いていた 愛しいあの娘が 目に浮かぶ トコ ズンドコ ズンドコ 3.彼女にもらった ハンカチの 紅葉の模様が 気に入らぬ なぜに紅葉が 気に入らぬ 紅葉が色つきゃ 秋になる トコ ズンドコ ズンドコ 4.学校行けば 先生が 親のないもの 手を挙げろ 四十九人の その中で あいつ一人が 手を挙げた トコ ズンドコ ズンドコ 5.学校帰りの 森陰で 親のない子と 馬鹿にされ いいえおります 天の国 墓石枕に 寝ています トコ ズンドコ ズンドコ |
6.雪がチラホラ 降ってきて 唐傘片手に やや抱いて 坊や良い子だ 寝んねしな 父さん出征の 血の涙 トコ ズンドコ ズンドコ 7.ここは横須賀 最果ての 泣く子も黙ると 言われてる ここは年少 行き止まり その名も高き 久里浜に トコ ズンドコ ズンドコ 8.酒と女が あるならば どこでもいきます 鑑別所 今度出てくる ときまでは 真面目になります お父さん トコ ズンドコ ズンドコ 9.元気でいるかと いう便り 送ってくれた 人よりも 涙のにじむ 筆の跡 愛しいあの娘が 目に浮かぶ トコ ズンドコ ズンドコ |
1945年(昭和20年)頃
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