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ズンドコ節(海軍小唄)
作詞 不詳
作曲 不詳
1.汽車の窓から 手を握り
  送ってくれた 人よりも
  ホームの影で 泣いていた
  可愛いあの娘が 忘られぬ
  トコ ズンドコ ズンドコ

2.花は桜木 人は武士
  語ってくれた 人よりも
  港のすみで 泣いていた
  愛しいあの娘が 目に浮かぶ
  トコ ズンドコ ズンドコ

3.彼女にもらった ハンカチの
  紅葉の模様が 気に入らぬ
  なぜに紅葉が 気に入らぬ
  紅葉が色つきゃ 秋になる
  トコ ズンドコ ズンドコ

4.学校行けば 先生が
  親のないもの 手を挙げろ
  四十九人の その中で
  あいつ一人が 手を挙げた
  トコ ズンドコ ズンドコ

5.学校帰りの 森陰で
  親のない子と 馬鹿にされ
  いいえおります 天の国
  墓石枕に 寝ています
  トコ ズンドコ ズンドコ
6.雪がチラホラ 降ってきて
  唐傘片手に やや抱いて
  坊や良い子だ 寝んねしな
  父さん出征の 血の涙
  トコ ズンドコ ズンドコ

7.ここは横須賀 最果ての
  泣く子も黙ると 言われてる
  ここは年少 行き止まり
  その名も高き 久里浜に
  トコ ズンドコ ズンドコ

8.酒と女が あるならば
  どこでもいきます 鑑別所
  今度出てくる ときまでは
  真面目になります お父さん
  トコ ズンドコ ズンドコ
 
9.元気でいるかと いう便り
  送ってくれた 人よりも
  涙のにじむ 筆の跡
  愛しいあの娘が 目に浮かぶ
  トコ ズンドコ ズンドコ






1945年(昭和20年)頃

 この歌には、いろんな替え歌があるようだ。インターネットで調べたところでは、ここに紹介している歌詞のうちから @AH番を組み合わせたものが最も多いようである。
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 元々、『ズンドコ節』は『海軍小唄』(かいぐんこうた)と呼ばれていた。戦後まもなく田端義夫により『ズンドコ節(街の伊達男)』としてリリースした物がヒットする。この時初めて『ズンドコ節』の名前が付く(作詞:佐々木英之助 、作曲:能代八郎、 編曲:田端義夫)。
 1951年7月に安城美智子と鈴村一郎によって「東京ズンドコ節」 が出る(作詞:大高ひさを 、作曲:長津義司 )。
 1960年に小林旭による「アキラのズンドコ節 」が『海から来た流れ者』シリーズの第2弾『海を渡る波止場の風』のテーマ曲として誕生した。元々は小林の『アキラの鹿児島おはら節』のB面曲であったが、こちらのほうがヒットした。(作詞:西沢爽、 補作曲:遠藤実 )
 『ドリフのズンドコ節』は1969年11月にザ・ドリフターズがリリースしたシングルである。オリコンでは80万枚を超えるセールスを記録し、ザ・ドリフターズで最大のヒットとなった。1番から6番まであり、1番を加藤茶,2番を仲本工事,3番を高木ブー,4番を荒井注,5番をいかりや長介,6番をメンバー全員で歌っている。
 なお、このほかに朝丘雪路の「お座敷ズンドコ」や八田英士のズンドコ節 「さすらい」があり、最近では2002年に出た氷川きよしのズンドコ節が 大人気である。(以上はWikipediaによる)