東京ワルツ


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東京ワルツ
作詞 西 沢   爽
作曲 服部レイモンド
唄  千代田  照子
1 燃える夜空の ネオンは移り気
  すてられた花束が 泣き濡れて
  七色の雨にうたう
  ああ 東京ワルツよ
  地下鉄(メトロ)で帰った君よ
  君よさようなら

2 ビルの谷間の 小さな陽だまり
  頬よせて君と見た 青い空
  あの窓の想い出は
  ああ 東京ワルツよ
  広場に散る散る夢の
  夢の露草
3 みんな誰かを 愛しているのよ
  キャバレーの 虹の灯をうるませて
  ためいきの青い靄(もや)
  ああ 東京ワルツよ
  夜更けの並木は明日の
  明日の星空 







1954年(昭和29年)

 この「東京ワルツ」は私にとって記憶に残る名曲の一つといえるものなのだが、千代田照子という歌手についての記憶はほとんど無い。インターネットで探したら、福島出身でどうやら第一回コロンビア歌謡コンクールの優勝者だそうである。佐藤千代子の次の歌手として期待されたようだが、この一曲だけしか残していないようだ。歌手の南翔子は娘、ワイルド・ワンズのメンバーだった渡辺茂樹は息子。
 なお、蛇足だが、「東京のバスガール」などを唄った初代コロンビアローズは第二回コロンビア歌謡コンクールの優勝者である。