作詞 西条 八十 作曲 中山 晋平 唄 佐藤千代子 |
1.昔恋しい 銀座の柳 仇な年増を 誰が知ろ ジャズで踊って リキュルで更けて 明けりゃダンサーの 涙雨 2.恋の丸ビル あの窓あたり 泣いて文(ふみ)書く 人もある ラッシュアワーに 拾った薔薇を せめてあの娘の 思い出に |
3.ひろい東京 恋ゆえ狭い 粋な浅草 忍び逢い あなた地下鉄 わたしはバスよ 恋のストップ ままならぬ 4.シネマ見ましょか お茶のみましょか いっそ小田急で 逃げましょうか かわる新宿 あの武蔵野の 月もデパートの 屋根に出る |
1929年(昭和 4年)
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菊池寛の原作で若き日の溝口健二が監督した映画。夏川静江、小杉勇、入江たか子など日活現代劇部の花形俳優が多数出演しており、当時流行した小唄映画、小唄レビューのなかでも最も雄大なスケールの作品と評された。主題歌「東京行進曲」は、西条八十、中山晋平コンビによる名曲。 http://www.athenee.net/culturalcenter/DATABASE/titles/t/tokyokousin.html なお、この「東京行進曲」は映画主題歌第1号とも言われており、当時漸く到達した技術レベルもそれを可能にした大きな理由の一つと考えられるので、時代的背景などを含めて若干解説を加えておきたい。 |