作詞 佐伯孝夫 作曲 清水保雄 唄 竹山逸郎 藤原亮子 |
1.想いあふれて花摘めば 白い指先 入日がにじむ あざみなぜなぜ 棘持つ花か たとえ刺さりょと ああ 誰か夢なき 2.森の梢に照る月も 曇れ男の 切ない涙 強く諦め 忘りょとすれば 声がまた呼ぶ ああ 誰か夢なき |
3.あわれ彼の君 いま在(ま)さば なんで離りょう 離されましょか 伊豆の紅ばら 湯船にちらし すがる面影 ああ 誰か夢なき 4.愛が真の 愛ならば 慕うこの花 あの花二つ 結ぶ都の 優糸柳(やさいとやなぎ) 春よ輝け ああ 誰か夢なき |
1947年(昭和22年)
|
終戦直後の昭和22年の新東宝映画「誰か夢なき」の主題歌。作曲者の清水保雄は古賀政男の弟子と言うことだが、詳しいことは
分からない。作詞家の佐伯孝夫については次の通り。
佐伯孝夫。昭和期の作詞家。明治35年11月、東京生まれ。 |