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「出陣の歌」という題名でも唄われた様である。発表年代についてはいろいろ探したが昭和11年か12年というところまでしか絞りきれなかった。

流沙の護り

作詞 紫室代介
作曲 佐藤富房
唄  上原 敏
    (一)
    男度胸は鋼の味よ 伊達にゃ下げない腰の剣
    抜けば最後だ命を賭けて 指もささせぬこの守備(まもり)

    (二)
    流れ豊かな黒竜江の 岸の繁みが我が棲家(すみか)
    水を鏡に鬚面剃れば 満州娘も一目惚れ

    (三)
    可愛い背嚢(はいのう)の枕の傍に 今朝はひらいた名無草
    千里続いたこの流れ沙(すな) 御国(くに)の光で 花が咲く
1936年(昭和11年)頃