港シャンソン


Return to the List



港シャンソン
作詞 内田つとむ
作曲 上原げんと
唄  岡  晴夫
1 赤いランタン 夜霧に濡れて
  ジャズがむせぶよ 埠頭(バンド)の風に
  明日は出船だ 七つの海だ
  別れ煙草は ほろにがい


2 泣いてくれるな 可愛い瞳よ
  どうせ船乗り 波風まかせ
  明日はどこやら 鴎の仲間
  青い海見て くらすのさ
3 暗い波止場に 今鳴るドラは
  どこの船やら 三本マスト
  せめて今宵は しみじみ酔おうか
  海は涯ない 旅じゃもの







1939年(昭和14年)


岡晴夫(大正5年(1916)-昭和45年(1965) )

 本名は佐々木辰夫。上原げんと(のちに作曲家)と「流し」生活を送ったのち、昭和13年キングレコードからデビュー、たちまち人気歌手となる。その明るい歌声は、戦前戦後にわたって大衆に夢と希望を与え、彼自身も明るい人柄のため、「岡ッ晴(オカッパル)」と呼ばれて多くの人に親しまれた。おもなヒット曲に『上海の花売娘』『東京の花売娘』『啼くな小鳩よ』『憧れのハワイ航路』『逢いたかったぜ』などがある。詳しい経歴などについては《岡 晴夫 一代記(http://homepage2.nifty.com/waibi/page019.html)》を参照されたい。