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南から南から
作詞 藤浦  洸
作曲 加賀谷 伸
唄  三原 純子
1.南から 南から
  とんで来た来た 渡り鳥
  うれしそに たのしそに
  富士のお山を 眺めてる
  あかねの空 晴れやかに
  のぼる朝日 勇ましや
  その姿 みた心
  ちょっとひと言 聞かせてよ

2.南から 南から
  遠く海越え 来た人は
  村里に 街角に
  なびく日の丸 たのもしく
  じっとながめて なみだぐむ
  強いお国 日の本の
  その姿 みた心
  ちょっとひと言 聞かせてよ
3.南から 南から
  遠く海越え 流れ雲
  青い空 ゆらゆらと
  夢見心地に 浮かんでる
  ちるよ枯葉 ひらひらと
  うつる思い ゆく人の
  その姿 みた心
  ちょっとひと言 聞かせてよ









1942年(昭和17年)

三原純子(1920-1958)
 作曲家の長谷川堅二に師事し、昭和14年に「帰らう帰らう漢口へ」でタイヘイからデビュー。コロムビアに移籍後、 17年「南から南から」を明るく爽やかに歌い大ヒット。戦後はあまりヒット曲に恵まれず、さらには胸の病気を患い 故郷の岐阜で療養生活に入る。31年には夫・楠木繁夫が自殺、その2年後の33年に亡くなった。
『伊藤家の書斎』「流行歌の本・・昭和10年代編」(http://www.t3.rim.or.jp/~takaomi/singer2.html)から。