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見上げてごらん夜の星を
松竹映画「見上げてごらん夜の星を」主題歌

作詞 永  六輔
作曲 いずみたく
唄   坂  本九
見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを歌ってる

見上げてごらん 夜の星を
ぼくらのように 名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる

手をつなごう ぼくと
追いかけよう 夢を
二人なら苦しくなんかないさ
見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを歌ってる

見上げてごらん 夜の星を
ぼくらのように 名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる




1963年(昭和38年)

坂本九 (1941−1985)
 1941年生まれの坂本九は、17歳の時初めて日劇ウエスタン・カーニバルの舞台を踏む。61年の「上を向いて歩こう」が大ヒットし、一躍スターダムの寵児となったのは周知の通り。「上を向いて歩こう」は63年「SUKIYAKI」というタイトルでアメリカで発売されるや、ビルボード誌、キャッシュボックス誌で4週間にわたって1位を独走、あっという間に100万枚を突破。日本レコード大賞は逃したものの、日本人では初めてゴールデン・レコードを獲得するという壮挙をなし、63年8月に渡米した際、L・A空港には8000人のファンがつめかけ、坂本は歓喜の涙を流したという。
 この「見上げてごらん夜の星を」は63年に公開された同名の松竹映画作品の主題歌。たった10数行の詞の中に、未来に託したすべての想いがこめられ、真摯なその声は、老若男女あらゆる人びとの心を打った。妻・柏木由紀子との愛娘、女優の大島花子も2003年この歌曲をカバーしている。
 85年8月12日、日航ジャンボ機123便で大阪に向う途中、坂本九は御巣鷹山に散った。こうしてスターは星となり、夜空に永劫瞬くこととなった。
『「タイムスリップグリコ」青春のメロディーチョコレート第2弾(http://www.ezaki-glico.net/chara/timeslipglicocd2nd/216.html)』