作詞 黒沢 明 作曲 服部 良一 唄 笠置シズ子 |
1.ウワオ ワオワオ ウワオ ワオワオ 私は牝豹だ 南の海は 火を吐く山の ウワオ ワオワオ 生まれだ 月の赤い夜に ジャングルで(ソレ ジャングルで) ジャングルで(ソレ ジャングルで) 骨の溶けるような恋をした ワアー ワアー アー 恋に狂い狂って ジャングルの(ソレ ジャングルの) ゴムの木に (ソレ ゴムの木に) 豹の毛皮を置いてきた ワアー ワアー アー |
2.ウワオ ワオワオ ウワオ ワオワオ 私は牝豹だ 火の降る島は 焔の恋が ウワオ ワオワオ いのちだ 月の青い夜に ジャングルで(ソレ ジャングルで) ジャングルで(ソレ ジャングルで) 胸が裂けるほど泣いてみた ワアー ワアー アー 恋に狂い狂って ジャングルの(ソレ ジャングルの) 星空に (ソレ 星空に) 豹の涙を捨ててきた ワアー ワアー アー ウワオ ワオワオ ウワオ ワオワオ ボンバ ボンバ ボンバ ボンバ ボンバ ボンバ ギャー |
1948年(昭和23年)
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『酔いどれ天使』の製作された昭和23年、敗戦の傷跡がまだ色濃く残っていた。人々を驚かした帝銀事件、太宰治の入水自殺、
福井大地震、「来なかったのは軍艦だけ」といわれた東宝争議、美空ひばりの歌手デビュー、11月には東京裁判が下った年であった。
主人公である死に直面した若いやくざを演じたのは、新人の三船敏郎。復員兵上がりの殺気立った顔つき、しなやかな野獣のような男、 松永を演じ、ほんもののやくざが出てきたかのようにいわれ、迫真の演技で一躍スターとなった。そして三船は黒澤監督の申し子となり、 『酔いどれ天使』は数々の傑作を生み出す先駆けの第1作となった。 また、主題歌を黒沢監督自らが作詞し、キャバレーの場面では、当時の人気歌手、笠置シズ子が「ウワーオ」と「ジャングル・ブギ」 を唄っている。(http://www.tamaeiga.org/festival/program/9th/films/9-13.htmlによる。) ------------------------------------------------------------------- 監督・脚本=黒澤明・植草圭之助 出演=志村喬、三船敏郎、山本礼三郎、木暮実千代、中北千枝子 ------------------------------------------------------------------- |