作詞 サトウハチロー 作曲 服部 良一 唄 渡邉 はま子 |
1.馬車が行く行く 夕風に 青い柳に ささやいて いとしこの身は どこまでも きめた心は かわりゃせぬ 2.暗いランプの 灯のかげで たより書くのも なつかしや いとし返事は なんとする 母も行くよと くるかしら | 3.驢馬の鳴くのに 起こされて 窓をあければ 朝の星 いとしあの星 あの瞳 今日の占い なんと出る 4.夢でみたみた いつかの夜 夢で話した その人は 骨も命も この土地に みんな埋めよと 笑い顔 |
1939年(昭和14年) |
昭和14年の東宝映画「白蘭の歌」は原作 久米正夫、監督 渡辺邦男で、長谷川一夫、霧立のぼる、清川虹子、そして李香蘭などが出演している。李香蘭はれっきとした日本人で名は山口淑子であるが、当時は国策的な配慮などから日本では生粋の中国娘と思われており、一方、満州では似非中国人として非難され、戦後処刑されそうになったことさえあった。二国の狭間に悩んだ李香蘭(山口淑子)は昭和19年、満映を辞めている。 なお、主題歌にはこの「いとしあの星」のほかに「白蘭の歌」がある。 |