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同期の桜
原詞 西條八十
編詞 帖佐 裕
作曲 大村能章
唄  伊藤久男
1.貴様と俺とは 同期の桜
  同じ航空隊の 庭に咲く
  咲いた花なら 散るのは覚悟
  みごと散りましょ 国のため

2.貴様と俺とは 同期の桜
  同じ航空隊の 庭に咲く
  血肉分けたる 仲ではないが
  なぜか気が合うて 別れられぬ

3.貴様と俺とは 同期の桜
  同じ航空隊の 庭に咲く
  仰いだ夕焼け南の空に
  未だ還らぬ一番機
4.貴様と俺とは 同期の桜
  同じ航空隊の 庭に咲く
  あれほど誓った その日も待たず
  なぜに死んだか 散ったのか

5.貴様と俺とは 同期の桜
  離れ離れに散ろうとも
  花の都の靖国神社
  春の梢に咲いて会おう





1943年(昭和18年)

 1940年頃から海軍兵学校で歌われ始めていた。作詞作曲者不明とされているが海兵出身者の間では海兵七一期生が昭和一七年に 作ったとされている。元の詩は昭和13年2月号の「少女倶楽部」(講談社)に西条八十が発表した上海陸戦隊の戦友物語を詩にした 「二輪の桜(戦友の唄)」を帖佐 裕が書き直したという説もある。「二輪の桜(戦友の唄)」を末尾に掲げる。
(「データぼっくす」の「年代普」による。http://www.ne.jp/asahi/kingkong/asys/dbase/databox.htm)

戦友の唄(二輪の櫻)
作詞 西条八十
作曲 大村能章
唄  樋口静雄
1.君と僕とは二輪の桜 同じ部隊の枝に咲く 
  血肉分けたる仲ではないが なぜか気が合うて別れられぬ
 
2.君と僕とは二輪の桜 積んだ土のうの蔭に咲く
  咲いた花なら散るのは覚悟 見事散りましょ国のため
 
3.君と僕とは二輪の桜 別れ別れに散ろうとも
  花の都の靖国神社 春の梢で咲いて会う

http://www.biwa.ne.jp/~kebuta/Frame/JapaneseTraditionalSongs.htmによる。