Return to the List



コーヒールンバ(MOLENDO CAFE)
作詞 中澤 清二
作曲 J.M.Perroni
唄  西田佐知子
1.昔アラブのえらいお坊さんが
  恋を忘れたあわれな男に
  しびれるような香り いっぱいの
  琥珀色した飲み物を教えてあげました
  やがて心うきうき
  とっても不思議このムード
  たちまち男は若い娘に恋をした
  コンガ・マラカス楽しいルンバのリズム
  南の国の情熱のアロマ
  それは素敵な飲み物コーヒー・モカ・マタリ
  みんな陽気に飲んで踊ろう
  愛のコーヒー・ルンバ












2.昔アラブのえらいお坊さんが
  恋を忘れたあわれな男に
  しびれるような香り いっぱいの
  琥珀色した飲み物を教えてあげました
  やがて心うきうき
  とっても不思議このムード
  たちまち男は若い娘に恋をした
  コンガ・マラカス楽しいルンバのリズム
  南の国の情熱のアロマ
  それは素敵な飲み物コーヒー・モカ・マタリ
  みんな陽気に飲んで踊ろう
  愛のコーヒー・ルンバ

  コンガ・マラカス楽しいルンバのリズム
  南の国の情熱のアロマ
  それは素敵な飲み物コーヒー・モカ・マタリ
  みんな陽気に飲んで踊ろう
  愛のコーヒー・ルンバ

  みんな陽気に飲んで踊ろう
  愛のコーヒー・ルンバ
  みんな陽気に飲んで踊ろう
  愛のコーヒー・ルンバ
  (繰り返し−フェイドアウト)
1961年(昭和36年)


 昭和36年(1961年)、美人歌手の西田佐知子(現関口宏夫人)のヒット曲だが、元はベネズエラのJose M.Perroni(Josse Manzo Perroni ホセ・マンソ・ペローニ)作曲のMoliendo cafe(モリエンド・カフェ又はモリエンダ・カフェ コーヒーを挽きながら)というラテンの名曲である。

原曲の歌詞は
 日が暮れていく頃 闇が再び姿を現す
 静けさの中コーヒー農園はそのコーヒーを挽く音に
 悲しい愛の歌を再び感じ始める
 それはまるで無気力な夜の中 嘆き悲しんでいるかのよう
 一つの愛の苦しみ 一つの悲しみ
 それは給仕のマヌエルが持ってくるコーヒーの苦みの中にある
 コーヒーを挽きながら 終わることのない夜が過ぎていく・・・
という哀愁漂うもの。ところが日本で流行したものは、上掲するように原詩とは全く関係のない無国籍風、

 そもそも「コーヒールンバ」はルンバではない! 1961年に、この曲の作曲者ペローニの甥であるアルパ奏者のHugo Blanco(ウーゴ・ブランコ)が発明したOrquidea(オルキデア スペイン語で欄の意味)という新しいリズム形式の曲だったのだが、ルンバに似ているので日本側で「コーヒー・ルンバ」と改称、初めから日本人の手がずいぶん加わっている曲なのであった。
《Audio-Visual Trivia for Movie & Music(http://zenigeba.lolipop.jp/weblog/archives/2005/02/_moliendo_cafe.html)、および「Panchitoのラテン音楽ワールド」(http://www.cafe-mexico.com/ensayo_pages/panchito/panchito004.html)による》

「モカ・マタリ」とは、イエメンにて産出されるコーヒーはすべてモカ・マタリといわれるそうである。なお、詳細については、次を参照されたい。《「モカ・マタリについて」(http://www.geocities.jp/coffeesui/Yemen2.htm)および「イエメン モカ・マタリ」(http://www.coffee-club.co.jp/page006.html)》