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アラビヤの唄(Sing Me A Song Of Araby)
作詞 Fred Fisher
作曲 Fred Fisher
訳詞   堀内敬三
唄    二村定一
    天野喜久代
砂漠に陽が落ちて 夜となるころ
恋人よ なつかしい 歌を歌おうよ
あのさびしい調べに 今日も涙流そう
恋人よ アラビヤの 歌を歌おうよ

       (間奏)

あのさびしい調べに 今日も涙流そう
恋人よ アラビヤの 歌を歌おうよ
              歌を歌おうよ

1927年(昭和 2年)


 アラビヤの唄(アラビヤのうた)は、昭和初期に日本で大ヒットした和製ジャヅ(ジャズ)の流行歌。元はアメリカの曲だが本国では大きくヒットせずに忘れられ、なぜか日本で一世を風靡した。

 1927年(昭和2年)、アメリカ留学から帰国した音楽評論家の堀内敬三が、輸入された「あお空 (My Blue Heaven)」「アラビヤの唄」の楽譜に訳詞をつけて出版。これらの曲はNHKがラジオ番組のジャズバンド演奏に用いるために依頼されたものであった。同年、これらは和製ジャズシンガーのはしりである浅草オペラの二村定一によって歌われ、レコード録音された。演奏は紙恭輔ら。1928年(昭和3年)にNHK東京放送局 (JOAK) の番組で二村により放送され、ステージ等でも歌われて大きな反響を呼ぶ。同年、二村と天野喜久代の合唱によって日本最初のジャズレコードのB面に録音されている(A面は「青空」)。1928年(昭和3年)5月、日蓄のニッポノホンのレーベル(鷲印)で発売。同年11月、コロムビアのレーベルで再発売された。また、二村はビクターでも吹込み、同年10月新譜で発売された。
 1929年(昭和4年)にはマキノプロダクションが同名の映画を製作した。
 2004年度NHK教育テレビ「アラビア語会話」のテーマソングとして復活、再び脚光を浴びる。( Wikipediaによる)