戦後、井上ひろしによってカバーされたため、「井上ひろし」の歌として戦後派には有名と思われるが、れっきとした戦前に作られた美しいタンゴである。もともとは佐藤千夜子の歌。 |
作詞 高橋掬太郎 作曲 池田不二男 唄 関 種子 |
1.およばぬことと 諦めました だけど恋しい あの人よ 侭(ママ)になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの 2.別れた人を 思えばかなし 呼んでみたとて 遠い空 雨に打たれて 泣いている 花がわたしの 恋かしら | 3.はかない夢に すぎないけれど 忘れられない あの人よ 空に涙の セレナーデ ひとり泣くのよ むせぶのよ ひとり泣くのよ むせぶのよ |
1935年(昭和10年) |