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十三夜

作詞 石松  秋二
作曲 長津  義司
唄  小笠原美都子
1.河岸の柳の 行きずりに
  ふと見合せる 顔と顔
  立止まり
  懐しいやら 嬉しやら
  青い月夜の 十三夜

2.夢の昔よ 別れては
  面影ばかり 遠い人
  話すにも
  何から話す 振袖を
  抱いて泣きたい 十三夜
3.空を千鳥が 飛んでいる
  今更泣いて なんとしょう 
  さよならと 
  こよない言葉 かけました 
  青い月夜の 十三夜






1941年(昭和16年)


作詞者の石松秋二については殆ど不明。「九段の母」(作曲 能代八郎、唄 塩まさる、昭和14年)、「十三夜」などを作詞。1945年にソ連軍によって殺された。
【「日本的謡曲」(http://inagawatimes.hp.infoseek.co.jp/nichimero.html)】 【「空席通信」No.109(http://www.sakuramo.to/kuuseki/109.html)】による。
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歌手 小笠原美都子(1920- )
 昭和15年、テイチクからデビュー。翌16年、東海林太郎とのデュエットによる「琵琶湖哀歌」がヒット。続いて吹き込んだ「十三夜」は発売当時あまりヒットしなかったが、戦後になって「のど自慢」などで良く歌われるようになった。清らかな歌声と繊細な表現に秀でた歌唱で、他に東海林太郎と歌った「九段のさくら」などのヒットがある。55年には日朝音楽芸術交流会会長に就任。57年、北朝鮮での国際音楽祭に出席するなど、日本と北朝鮮との音楽交流に尽力している。
(http://www.t3.rim.or.jp/~takaomi/singer2.htmlの「昭和10年代編」) 【コリアボランティア協会ホームページ(http://www1m.mesh.ne.jp/~korea-v/)】【日朝友好のページ−日朝30周年の集いメッセージ(http://www5d.biglobe.ne.jp/~tosikenn/yuko.html)】などから。