トロイカ(Tройка)
作詞 楽団カチューシャ 作曲 ロシヤ民謡 1.雪の白樺並木 夕日が映える 走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く 走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く 2.響け若人の歌 高鳴れバイヤン 走れトロイカ かろやかに 粉雪蹴って 走れトロイカ かろやかに 粉雪蹴って 3.黒い瞳が待つよ あの森越せば 走れトロイカ 今宵は 楽しい宴 走れトロイカ 今宵は 楽しい宴
1949年(昭和24年)?
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一般に知られている日本語詞は明るい歌詞だが、この曲に最初に日本語の訳詞を付けたハバロフスク地区の日本人捕虜による楽団「カチューシャ」が間違えてブラーホフ作曲のトロイカを訳したため、このような歌詞で定着してしまった。原詩は次に紹介するように、金持ちに恋人を奪われた若い御者の悲しみを歌った哀切な歌である。
原詩に忠実な歌。 1.走るトロイカひとつ 雪のヴォルガに沿い はやる馬の手綱取る 馭者の歌悲し はやる馬の手綱取る 馭者の歌悲し 2.何を嘆く若者 たずねる年寄り 何故にお前は悲しむ 悩みはいずこ 何故にお前は悲しむ 悩みはいずこ 3.去年のことだよおやじ 好きになったのは そこへ地主の奴めが 横槍を入れた そこへ地主の奴めが 横槍を入れた 4.クリスマスも近いに あの娘は嫁に行く 金につられて行くなら ろくな目にあえぬ 金につられて行くなら ろくな目にあえぬ 5.鞭持つ手で涙を 馭者はおし隠し これでは世も末だと 悲しくつぶやく これでは世も末だと 悲しくつぶやく (Wikipedia「トロイカ」による。) |