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ともしび(OGONEK)
作詞 イサコフスキー ISAKOVSKIJ MIKHAIL VASILEVICH
訳詞               楽団カチューシャ
作曲                  ロシア民謡
1.夜霧のかなたへ 別れを告げ
  雄々しきますらお 出(いで)て行く
  窓辺にまたたく ともしびに
  つきせぬ乙女の 愛のかげ

2.戦いに結ぶ 誓いの友
  されど忘れえぬ 心のまち
  思い出の姿 今も胸に
  いとしの乙女よ 祖国の灯(ひ)よ
 
3.やさしき乙女の 清き思い
  海山はるかに へだつとも
  二つの心に 赤くもゆる
  こがねのともしび 永久(とわ)に消えず

4.変らぬ誓いを 胸にひめて
  祖国の灯のため 闘わん
  若きますらおの 赤くもゆる
  こがねのともしび 永久に消えず
1949年(昭和24年)?

 古いロシア民謡の旋律にイサコフスキーが詞をつけたもの。詞が書かれたのは第二次大戦中で、ソ連史でいう「大祖国戦争」(対独戦)に出征する兵士の心情をテーマとした歌
『二木紘二のMIDI歌声喫茶(http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-gaikokuminyo/tomoshibi.htm)による』
 昭和30年代、若者を中心に集会や歌声喫茶などで、多くのロシア民謡が歌われていた。「ともしび」は歌声喫茶の呼称としても有名。歌詞をひもとくと戦闘的であったり、政治的であったりと、その意外性に驚かされるが、やさしく、美しいメロディは、合唱にぴったり。口ずさむと当時の時代の空気がよみがえってくる。歌声喫茶「ともしび」は今年五十周年を迎え、今も新宿で健在。
『彩きもの学院 歳時記(http://www.saikimonogakuin.co.jp/saijiki200411.htm)から』

 なお、「うたごえ喫茶『ともしび新宿店』」のホームページは http://www.tomoshibi.co.jp/utagoe/utagoe_top.html