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百万本のバラ

訳詞 加藤登紀子
唄  加藤登紀子

1.小さな家とキャンバス 他には何も無い
  貧しい絵描きが 女優に恋をした
  大好きなあの人に バラの花をあげたい
  或る日街中の バラを買いました
	百万本のバラの花を
	あなたにあなたにあなたにあげる
	窓から窓から見える広場を
	真っ赤なバラで埋め尽くして

2.ある朝彼女は 真っ赤なバラの海を見て
  どこかのお金持ちが	ふざけたのだと思った
  小さな家とキャンバス 全てを売ってバラの花
  買った貧しい絵描きは 窓の下で彼女を見てた
	百万本のバラの花を
	あなたはあなたはあなたは見てる
	窓から窓から見える広場は
	真っ赤な真っ赤なバラの海

3.出会いはそれで終わり 女優は別の街へ
  真っ赤なバラの海は	華やかな彼女の人生
  貧しい絵描きは 孤独な日々を送った
  けれどバラの思い出は 心に消えなかった
	百万本のバラの花を
	あなたにあなたにあなたにあげる
	窓から窓から見える広場を
	真っ赤なバラで埋め尽くして
1986年(昭和61年)