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きみの朝
作詞 岡本おさみ
作曲 岸田 智史
唄  岸田 智史

横たわるきみの顔に
朝の光が射している
過去の重さを洗おうとして
たどりついた深い眠りよ
別れようとする魂と
出会おうとする魂と
ああ心より躯(からだ)の方が
確かめられるというのか
モーニング モーニング きみの朝だよ
モーニング モーニング きみの朝だよ

急ぎ足ふととめて
ふりかえれば夕焼が
この先いくら生きて行くのか
こんな暮らしの仮の姿と
生まれようとする魂と
老いぼれてゆく魂と
ああ人間のはしくれに
生まれてきたというのに
モーニング モーニング きみの朝だよ
モーニング モーニング きみの朝だよ
群集をのみこんだ
都会(まち)の悲しみの渦の中に
コーヒー一杯分のやさしさを
そそぎこむ僕の唄よ
変わろうとする魂と
よどんでしまう魂と
ああ躯じゅう輝きながら
旅立ってゆけ朝に
モーニング モーニング きみの朝だよ
モーニング モーニング きみの朝だよ
モーニング モーニング きみの朝だよ
モーニング モーニング きみの朝だよ








1979年(昭和54年)