得能さんインタビュー vol.2



世田谷産業フェアに出展したPlum&Beansのブース


長男・隆太郎くん乱入。金魚すくいでゲットした金魚を見せに来る。−しばし中断−

得:でかくなっちゃって。

コ:何年生ですか?

得:5年生です。10歳です。

コ:もうそんなになっちゃうんですね。

得:結構ショックですよね、育つと。今思うとそんなになったかと思うんだけど。とぎれていないんで、さすがに。ずっと一緒にいるとまだ10歳かよ、って。でも気がつくともう10歳。よちよち歩いてたはずなのに。

コ:(笑)

得:男親って、自分の子供だって認識するのって結構時間かかって。俺は3年目くらいに、ホントに俺の子だ、無償の愛っていうか、こいつのためなら命捨てれるっていうのに3年くらいかかって。正直な話。
だいたい小学生の2,3年生くらいになると、記憶しっかりあるじゃない。で、そんなに変わってないよね、子供の世界は。だから先輩として話ができる。

コ:ああ、遊びの。

得:遊びというか、何でも。それがね、すごいいいなって思う。

コ:やっぱり男の子だからですよね、話が通じる。

得:女の子だったらね、たぶんトンチンカンな。「私の下着とお父さんの一緒に洗わないで」ってつままれる(箸でつまむまね)んだって、おどされた、昔。女の子だったらこうだぞって、先輩たちが言ってたんだけど。

コ:(笑)

得:でも、今すごくおもしろい。キャッチボールもできるようなったしね。

コ:そうですよね、あのくらいの歳になったらもう、キャッチボールできますものね。

得:俺の息子なのに、なんで運動神経ないのかわからないんだけれど。

コ:(笑)。音楽とかは、何か?

得:全然興味ない。っていうか興味はあるけど、別にやろうっていう気はない。ドラムは興味ある。叩くのはいい、奏でるのはダメみたい。全然興味ないからつまんないね。
でもたぶん教えられない、子供には。怒っちゃって。『なんでお前できないんだよ』って本気になってしまうんで。年齢も上がってきたし、先輩づらもするようになったんで、レベル一緒、けんかするレベルが。

コ:(笑)

得:口の利き方がよくないとか言いながら、そういう口きいてたりするし。もう全然、親っぽくないから。

コ:(笑)


コ:Olive Branchのマキシシングル『恋のフラフープ』(CD紹介はこちら)の3曲目の【パーティー】は、小野田さんがフィーチャーされていますが、どういう経緯で参加されることになったんですか?

得:テレビの流れでは、たまたま通りがかってっていうことなんだけど(笑)。

コ:(笑)

得:CD出すにあたってね、なにかしら仕掛けないとね。だから小野田君に頼んで。何回か見てくれて、おもしろいなって思ってくれたんで、『いいよ』って言ってくれたんです。実はあの曲は、初めセクシーバージョンっていって、もっといやらしくしようと思ってたんです。

コ:(笑)

得:小野田も悪ノリをして、もっといやらしい『へへへ、エヘエヘ』っていう声が入ってたんだけど(笑)。

コ:(笑)

得:とりあえずもうちょっとおしゃれにしようかっていう話で。で、いろんなものをシェイプアップして、あのようになったんですけど。


コ:既存のボーカルに小野田さんが声をかぶせたっていうわけじゃないんですよね?

得:一緒に歌ってるんですよ、うちの部屋で。(声の)かぶりがあるんで、真ん中についたてたてたりして。かなり、家内制手工業で。

コ:(笑)

得:2曲目にも【パーティー】が入ってますけど、3曲めは俺がアレンジし直したんです。

コ:そうなんですか。

得:実はテレビで、Olive Branchのライブをやるっていうんで、小野田にゲストに出てもらったんですよ。やっぱり小野田のオーラって桁が違うんだな。

コ:神様でしたからね。

得:会場を飲み込んでしまう。出てきた瞬間に、全部パーンともっていける小野田のパワー、改めてスゲーなと思った。

コ:1万人からの客席、全部総立ちにして踊らせるんですから、違いますよね。

コ:今後のスケジュールとかは、どうでしょうか?

得:SIGNALSが、11/18に下北沢ガレージで、Olive Branchは、11/17に新宿MARZでやります。11/30は、Olive Branch企画のSWEETSパーティ。ケーキが出てくる、オールナイトのライブというかクラブ形式の、ダンスパーティみたいなのをします。で、12/15に、渋谷DeSeOで2年目にして始めてPlum&Beans主催の、所属アーティストたちのライブをやりますので、ぜひ、見に来てください。

コ:ぜひ、飛び入りで弾いてくださいよ。

得:でも、むずかしいよね、若いやつのところに入っていくのって。

コ:でも結構、楽器で会話しちゃうところってあるんじゃないですか?

得:そうだね。そう純粋に思ってくれる人がいっぱいだといいな(笑)。でも自分が10代の時に音楽をやってて思ったことがあって。10代の時には20歳過ぎのやつは相手にしていなかった。自分が20代になって、まさに米米始まったくらいの頃には、25過ぎてるやつには、あいつらとは…って思ってたし。自分たちが25くらいになったときには30過ぎのやつ…。だから、自分のこと振り返ってみると、『うーん、やっていいのかな、やって悪いのかな』って思う瞬間もある。でもやりたいけどね。

コ:今でも、フロントでやってる方なんて、若いものからそれなりの人まで取り混ぜてライブやってますよ。

得:たぶんてっぺいにこれ言ったら怒られるもんね。『俺、現役でやってるんだから』って言いそうだよね。

コ:(笑)。金子さんなんか、サックス1本だっていうのもあるけど、いろんな人のライブに乱入じゃないけれども入って、それぞれのライブの色みたいなのを楽しんでいらっしゃる感じなんでね。得能さんも、自分で何かっていうのも、もちろん楽しいだろうなと思うんですけど…

得:乱入系?

コ:乱入系。ちょっといっぱつ弾かせてって。(笑)

得:やりたいんだけどな。

コ:ステージに立っている得能さんがぜひ見たいです、ファンとしては。やっぱり演奏しているときが一番かっこいいじゃないですか、ミュージシャンの人って。それが絵になるから、見たいな、聞きたいなって思いますし。

得:ちょっと考えます。

コ:ぜひぜひ、お願いします!!今日はありがとうございました。




インデックスページに戻る /最初のページに戻る