Tatuya Ishii & Asato Shizuki Special Project 2003
SUN
桜三号−炎の老人−
ここでMCへ。今後の予定ということで(27日のメモから)、
石井:姿月さん、ここでコンサートをされるんですって?
姿月:12月にコンサートをします。
石井:で、なんという?
姿月:「THE PLAYER」です。
石井:去年やったTHE PLAYERとどう?
姿月:今年は踊りを取り入れて。
石井:あ、踊るんですね。…どこで?
姿月:ここです! ル・テアトル銀座で。
石井:…いつ?
姿月:12月です(もはや笑うしかない)
(略)
姿月:石井さんもなにかやられるんですか?
石井:なにか、っていろいろやってますよ。あんなことやらこんなことやら。
姿月:ですから今後の予定をお聞きしているんですけど。
石井:あ、今後の予定ね。今アルバムを作ってるんですよ。
といった展開で、ぼけ老人ばりのぼけっぷりで客を笑わせていました。
最後の曲ですが、去年はツキノイシケイカク第一弾MOONということでさっきやった『MOON DANCER』を作ったんで、今年も曲を作ろうっていうんで作ったんですけど。でも『SUN』って名前もあんまりなんで『SUNRISE』にしてみました。これは姿月さん中心でお送りします。それでは【SUNRISE】!(石井MC)
これは全体のテーマ曲となっているメロディに歌詞をつけたもの。途中にインサートされるフレーズ♪サンライズ、ウォウォウォ〜ウォウォウォ、サンライズ、ウォウォウォウォ〜部分のみ、石井が姿月と並びコーラスに参加するが、基本的に歌は姿月である。
のだが、なぜか歌っている本人より石井の方が目立っている。なぜなら姿月が歌っているあいだじゅう、客にSAKURAの振り方を仕切るからである(笑)。
姿月の後方、段の上に立って、「はい、ここから横に」とかなんとか4小節ごとに仕切る。ダンサーと動きとはほとんど関係なく、だ。おまけに振り方の悪い客を指して「ちゃんとやれよ」と言わんばかりににすごんで見せてもいる。
そのおかげか、会場内は一糸乱れぬ揃いっぷりできれいなお花畑ができていた。
そしてエンディング。27日のことだが、「せーの、といったら跳ぶんだよ」と教えておいて、フェイントをカマしまくる。1回、2回まではおつきあいで跳んでいた姿月だが、さすがに4回目となるとついていかない。
終わってから「つきあい悪いなー姿月さん」って、あんたがフェイントかますからよ。
(ちなみに、筆者はいつ来てもいいように全回跳ぶことにしているので、かなりバテた)
幕がおり、いつものように全員でのカーテンコールが始まる。SUNのテーマ、ピアノバージョンをバックに1回、2回。
そして3度目、ステージには石井と姿月さんの2人がいる。お互いの健闘?を祝して握手、そして。
石井:(客を制して)サンキュー!(姿月さんを促す)
姿月:ありがとうございました(おじぎ)
下がっていく幕にあわせて姿月さんが腰のところで手を振ってくれたのが印象的だった。
(筆者感想:なんというか、一方でとてもシリアスな芝居を見せられ涙しながら、もう一方で笑って踊っている、というのがなんとも不思議な体験だった。石井の尋常ではないはしゃぎっぷりも、芝居とのバランスをとるためだったのかもしれないな、と後で思った)