薬 王 院

新宿区下落合  



 奈良の長谷寺の末寺で東長谷寺薬王院と呼ばれていて、境内には奈良長谷寺から移植された

牡丹を始めとして約1000株の牡丹が植えられています。さらに本堂も境内を見下ろす高台

にあって、奈良長谷寺の伽藍配置を彷彿とさせます。ただ諸堂は江戸時代に消失して、庫裏は

明治に再建され本堂も近年の鉄筋コンクリート造りです。それでも手入れの行き届いた境内は

緑の木々も多く、牡丹の季節以外に訪れても心和ませてくれます。




    薬王院山門


 薬王院は喧騒の表通りか

らは奥まった所にあるので

山門の前まで来ると街の騒

音も届きません。









   牡丹の咲く境内


 境内の牡丹は古株も多く

中には背丈ほどの立派な株

もあります。さらに花の咲

く頃になるとヨシズが掛け

られ、手入れの行き届いた

花が楽しめます。






  華やかに咲く牡丹


 これだけ数が多く種類も

豊富な牡丹が見られるので

すが、境内は花の時期でも

無料で開放されていて、こ

の点だけは商売上手な京都

の寺院と違って、仏の慈悲

の心に満ちてます。






   舞台造りの本堂


 境内は台地を背にして広

がっていて、南向きの斜面

にも所狭しと牡丹が植えら

れています。






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