金 鑚 神 社     
            か な さ な
埼玉県神川町  



 埼玉県北西部にある御獄山の麓に鎮座する神社で、旧官国幣社(中社)の格式を持ち武蔵国二

の宮とされています。境内には拝殿や神楽殿はあるのですが、本殿はなく背後の御室ヶ獄が御神

体になっています。参道の途中には重要文化財の多宝塔が建っていて、また境内奥の御獄山の中

腹に特別天然記念物の鏡岩があることで知られています。



    金鑚神社拝殿


 拝殿の後ろには祝詞舎中門

があるのですが、その奥に本

殿はなく御神体の御室ヶ獄を

拝礼するような配置になって

います。





    多 宝 塔


 地元の豪族阿保弾正金隆が

天文3年(1534)に寄進

したもので、関東で唯一の朱

塗桶皮胴造りという、亀胴が

板張りになった塔です。




    黄葉の参道


 境内は御獄山の麓の静かな

山あいにあって、拝殿脇の大

銀杏が御神木になっているの

ですが、参道周辺の紅葉黄葉

も見事です。





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