増 上 寺     

港区芝公園  



 増上寺は東京タワーのすぐ下にあり、かつては徳川将軍家の菩提寺として芝公園の周辺全域

にひろがる大寺院でした。戦災で多くの堂塔を消失し寺域も大分縮小しましたが、戦後になっ

て大本堂なども再建され、今なお東京でも屈指の大寺院となっています。また日比谷通りに面

して立つ山門は三解脱門と呼ばれ、重要文化財に指定されています。



  増上寺三解脱門


 三つの煩悩を断ち切ると

いう意味の門で増上寺の建

立当時から残る貴重な建物

です。木造では武蔵野でも

最大級の山門で、見上げる

者を圧倒する大きさです。





    増上寺大殿


 以前の本堂が戦災で焼失

したので、昭和49年に再

建されました。鉄筋コンク

リート造りで、地下一階は

コンサート等も出来るホー

ルになっています






    大 梵 鐘


 四代将軍徳川家綱の命に

より延宝元年(1673)

に鋳造された高さ3m、重

さ約15トンの大梵鐘です。

江戸の大半に響いたといわ

れ、川柳にも読まれて親し

まれました。





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