高 倉 寺     

入間市高倉  



 高倉観音とも呼ばれる高倉寺は、入間川や飯能地方を見渡す高台にあり、本堂の手前にある

観音堂が国の重要文化財に指定されています。この観音堂は室町期の建築物で屋根の先が優雅

に跳ね上がる禅宗建築様式の特徴を見せています。




    高倉寺山門


 建てられたのは昭和63年と

新しいのですが、欄間部分には

双龍の彫刻があり、楼門二階に

釈迦如来と十六羅漢が安置され

ています。







     高倉観音堂


 この観音堂は当初飯能市白子

の長念寺にあったものですが、

延享元年(1744)に当寺に

移築されました。なだらか曲線

の優美な屋根を持ち、桟唐戸や

側面の花頭窓などに唐様の建築

様式が見られます。





観音堂の

  奥に立つ

     高倉寺本堂






境内からは

  奥武蔵の山々が

     一望に見渡せる






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