喜 多 院     

川越市小仙波町  



 川越大師として知られる喜多院は徳川家ゆかりの名刹で、境内には山門、客殿、書院、庫裏

慈眼堂、鐘楼門など国の重要文化財に指定されている堂塔が多数あります。特に江戸城から移

築された「春日の局化粧の間」が有名で、文化財の宝庫とも言える寺院です。また喜多院は江

戸時代には城としての役目をも持つ重要な寺院だったようです。

 これについては ”川越城址 ”もあわせてご覧下さい。




    喜多院の山門


 寛永9年(1632)天海僧

正の建立によるもので、境内の

堂塔の中では一番古い建物です。

また左手にある出番所は一般に

大名屋敷に見られるもので、喜

多院の格式の高さを物語り県内

でも唯一の遺構です。




川越大師として

  親しまれる

     喜多院の本堂






     鐘 楼 門


 記録によると、この鐘楼門は

寛永10年(1633)に当初

慈眼堂の建っている小山の上に

あった東照宮の側に建てられた

そうです。現在は門が開かれる

ことはないようです。




     慈 眼 堂


 喜多院の中興の祖、慈眼大師

(天海僧正)入滅三年後の正保

二年(1645)に御影堂とし

て建てられました。また開山堂

ともよばれているそうです。






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